同伴者は、まず落ち着いて「救命ロープ」を投げ入れよう。レスキューロープがあれば良いが無くても「水汲みバッカン」などに通常のロープを結んで投げてもかまわない。とにかく転落者が流されたりしないように確保しよう。また、身近にある「浮力のあるもの」を投げ入れてあげるのも良い。たとえば「クーラーボックス」など、まずは救助が来るまで転落者が体力を消耗せずに浮いていられるように浮力を確保しましょう。あとは時間との勝負です!すぐに救助を呼びましょう!
転落してしまった本人ならば、「無理に磯へ上がろうとしない!」磯際では波にもまれる可能性が高く、ウネリなどで磯へ叩きつけられてもおかしくない。極力波の静かなところへ移動し救助を待つほうが賢明である。波の静かなところが無ければとにかく磯から離れましょう。また、ライフジャケットの両肩を両腕でしっかり引くという体勢を取ることを心がけましょう。これによって常に顔だけは水面に出る体勢が確保できます。
海に転落した人や溺れている人を救助するのは慣れている人でも大変な作業です。素人の私たちが海に飛び込んで助けられるものではありません。また、救助に夢中になるあまり磯際へ出すぎて波にのまれるケースも大いに考えられます。絶対に二次災害は避けなくてはなりません。転落者はパニックです。一緒にパニックになってはいけません。

転落した場合において「同伴者」がロープを投げ入れてくれたらそのロープで体をしっかり結びましょう。この際に覚えておいて欲しいのが「もやい結び」です。簡単に縛れますが解けづらく、こんなケースにおいて非常に役に立つロープの活用方法です。

磯釣人には本当に色々なところで役に立つロープの使い方です。かならず習得しましょう!

 
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右手でロープの先を握って自分の体にヒト巻きする。重ねたロープの端は10センチくらい余らせておくのが好ましい。

A

左手でもったロープの幹線に右手を写真のように重ねる。

B

手首を立てて、幹線のロープの後ろ側(手前側からまわす)に回す。右手て持ったロープの先に余裕がないとうまく出来ない。

C

左手でもったロープの幹線が右手の手首で輪を作るような形になる。

D

右手で持ったロープの端を再度左手で持った幹線に後ろから絡める。

E
右手の手首の輪を右手首より引き抜き左の幹線に回したロープの端をその輪の中に通す。
F
引き抜けたら結び目を手前に強く締めてOK!
海に落ちた場合はロープにつかまっているよりも体に結んだほうが格段に助かる確率はあがります。このもやい結びは色んな場面で使えますので覚えておいて損はありません。
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