ウキ工房の主宰する定例会にゴエとおぱで
参加してきました。場所は「猪瀬」房総の磯師なら
おそらく名前くらいは聞いた事があるであろう
名礁です。内房に不慣れな私たちでも知っている
この磯で竿を出せるのはなんとも嬉しい限りで
夜も寝ずにひたすら富浦へ走りました。
BIGONE以外のジャケットを着るのは初めてで
恥ずかしいやら緊張するやらで
複雑な気分で富浦の鳴釜渡船さんに到着。
現地には既にウキ工房のヒロさんを筆頭に皆さん
集まっていました。当日は大会も催されており
私たちは最初、間違って大会の方へ行ってしまう
始末で、早くも緊張感のかけらもないBIGONEの
面々でした。 ウキ工房のメンバーは猪ノ瀬組と
大会出場組とに分かれ同じ富浦で竿を出すことに
なるそうで大会の集合場所は早々と支度をする
方もいるくらいでなにやらただならぬ雰囲気で
そう言う場所に全く無縁の私たちはいささか
場違いな雰囲気を察して大会出場組の
ウキ工房メンバーの皆さんに声をかけ足早に
その場を後にしました。
 
渡船前のひと時、記念写真。
テレながらもパチリ・・・。 朝の
軽トラック爆走にみんな心なしか
顔が引きつっている??(笑

鳴釜渡船から富浦港までは渡船屋の軽トラックで移動する。荷台に荷物と一緒に詰め込まれるような形で船長が運転していく。これがめちゃめちゃ怖い・・。後ろに人を乗せていることを忘れているかのごとく猛烈なスピードである。渡船から落ちる前にこの車で落ちそうになる・・・マジで怖いっす。大会のメンバーを磯へ渡しいよいよ猪ノ瀬へ向かって船をだす。途中スズメ島へ一組おろす。まさにロッククライミング!船から岩へしがみつくその様はガケのぼりとも言える過酷さであった。内房はこういう磯が多いのは何故だろう?というよりも南房総ではこういう渡船はできないかもしれない。。南房はうねりや波が高いので危ないかも・・。

猪ノ瀬も足場の高い磯である。ロッククライ
ミングさながらの渡船を敢行しじゃんけんで
釣り座を決める私は船付け場と言われる
場所を選ぶ。足元のシモリからいいサラシ
が出ていて沖に潮が払い出しているようだ
当日は雨の予報であったがよほど皆さんの行いが良いのか陽が登り始めるとお日様が姿を現し始めた。コマセを打ち出すと1投目から手のひらサイズのメジナが小気味よく竿を曲げる。サイズは不服だがさすがに魚影は濃い。サイズアップを目指して一同一心不乱に竿を振る時間が続いた。私の個人的な感想では内房のメジナは引きが弱いというイメージがある。勝山で数回メジナをかけたことがあるが同サイズでもやはり引き味が南房(白浜)のメジナとは随分違うという印象があった。しかしここのメジナは白浜と同等ともいえる元気のよさを見せ型は小さいながらも元気一杯の引きを見せる。またウキに現れるアタリも顕著なアタリが多く。ストレス無く消しこむウキの様子は魚がスレていないと実感できるものであった。名礁「猪ノ瀬」に期待感は膨らむ。

私が選んだ釣り座の様子。
左のシモリからサラシが出ていてそのサラシが
右から来る潮とぶつかって沖に向かっていい潮目が
出来ている。もう少し波気があれば申し分ないが
なんだか釣れそうな雰囲気はある場所だ。しかし
強いていうならば潮の色が悪いらしい。
 

朝一番の猪ノ瀬の状況はこんな感じでした。
なにぶん始めてなので真潮がどっちかも分からず
ポイントに入った。そこはいい潮目が出来ていて
サラシの出来ているシモリの際にコマセを
入れると潮目に向かって綺麗にコマセが馴染んで
行き、計ったように潮目であたりがでる。
1投ごとにあたりが出て手のひら大のメジナが
竿を絞るがサイズアップはしません。
潮目を流して行くと沖に向かって100mくらい
流せるのですが100m先で食っても同じサイズ。。
足元にコマセを入れて偏光グラス越しに覗いて
みますが大きなメジナの姿は全く見えません。
猪ノ瀬一帯に木っ端メジナが付いているって
感じで我慢の釣りが続きます。私たち以外の
ポイントも同じようで皆さん木っ端メジナの猛攻に
耐えながら竿を出していました。さすがに
時期が早すぎると感じて少しだけ諦めムード。
そんな矢先に50m位先で道糸を引き出すあたり
アワセを入れると力強い引きが竿にのります。
しかし痛恨のすっぽ抜け。。悔しい思いで
更に気合が入ります。

 
各々が各ポイントで竿を振る。メジナのサイズには不服があるが必ず来るであろう大型とのやり取りに期待しながら集中する。ウキ工房のジャケットを着た面々の後姿はなんとも勇ましく。壮観な眺めである。ろくに休憩も取らず黙々と竿を振り続けていたウキ工房の面々ではあったがサイズアップは誰も出来ず30cm位のサイズを数人が上げた程度でタイムアップとなってしまった。しかし猪瀬は海底が複雑に溝で構成されていて所々に大きなシモリがありいかにも魚が付きそうな起伏を持っている。比較的潮が通すのでメジナもいいだろうがゴエが竿を出していた場所はクロダイもよさそうな感じがした。もう少し水温が下がったら是非再挑戦してみたいと強く願うBIGONEの面々であった。
木っ端メジナを釣り過ぎて少し飽きてきたゴエ。カメラに向かって得意のポーズ。この後、ようやく30cm位のメジナをしとめなんとか胸をなでおろす。ゴエのポイントはシモリが多く点在しクロダイもいけそうな場所であったが底を狙っても食ってくるのは木っ端ばかりだったそうだ。ここも足場は高くタタモ入れには6mにタモがいると思われる。釣り座の足場は比較的よく朝一番はここからこの磯に乗り込んだ。船付け場は何ヶ所もあるようだ。わりかし近いところに潜水艦がいて潜ったり浮いたりしていた。勝山で見た潜水艦である。妙に感動を覚えた。
楽しい時間は直ぐに過ぎていく。迎えの渡船に乗り混む
ウキ工房千葉支部のメンバー達。診て分かるとおり
足場が高いので渡船は結構大変である。迎えの船が
きた頃は潮が満ちてきていたのでそんなに大変ではなか
ったが写真の場所は一番低い場所である。やっぱり
一筋縄では行かないところが名礁の由縁である。
良い釣果には恵まれなかったが再戦を誓う価値のある
猪瀬に満足をして渡船にて港を目指す。ウキ工房の
メンバーは皆がそれぞれに釣りに対して真剣で
磯場での集中力は手本となる釣り人達である。
また、気さくで愉快なメンバーなので釣行自体が非常に
楽しく例会という名目でありながらも楽しい釣りが
出来たと思っている。初めて参加した私たちを
気さくに向かいいれてくれ楽しませてくれたウキ工房に
改めて感謝をし私もメンバーの一員として楽しい釣り
が常に出来るように心がけたいと思った。
港に戻る途中、スズメ島の隣の小さな磯でシマノの安藤さんを拾って戻った。港に戻った安藤さんに釣果を尋ねたところバッカンをおもむろに見せてくれた一同集まって覗き込むとクロダイが3枚ほど入っていたしかも中々の良型。針を3袋も駄目にしながらの釣果だったそうだ。さすがはトーナメンター。私たちには理解できない技があるのだろうと感心させられた。一の島堤防でも数度お目にかかったことはあるが安藤さんは気さくに声を掛けてくれるナイスガイである。一度目の前でその技術を見せていただきたいものだ。鳴釜渡船に戻りコーヒーをご馳走になり現地解散となった。鳴釜渡船に展示してある魚拓は目を見張るサイズが目白押しであった。