沖目を攻めていた私にもそれなりに当たりがあり、30cmクラスのメジナがかかっていたが、なかなかサイズアップが出来ない。そのうち完全に当たりが止まりまったく何も食わなくなった。その時、Goeが「ここの足元のワンドもいいんだってよ!」って隣から声を掛けて教えてくれた。クロダイ命の彼はさっそく足元を狙っている。気になるのは、このところ絶好調の彼の挙動であり、とにかく彼より先に彼がめげるようなモノを上げないと、またもや彼に高笑いをされる羽目になると恐怖を感じていた。仕掛けを足元狙いに変えて、根掛かり覚悟の際めい一杯へ仕掛けを入れる。シモリ気味のウキが水中で加速しながら消えていった。まだ待つ!完全に見えなくなってから軽く穂先で聞いてみる。ゴツンとあたった。アワセを入れた瞬間、足元に銀色が乱舞する!まるでスパンコールの衣装を見ているようなきらめきが水中の中で繰り広げられている。「クロダイだ!」特有のクビ振りダンスをサービスしてくれたのち水面に現れたのはまぎれもない黒鯛33センチのカイズであるが内房特有のなまめかしい銀色を放つ、綺麗な黒鯛である。竿が軟竿なのでタモ入れをしようとタモを出すが届かない!何とかタモに収まった刹那・・愛竿が滑ってはるか7m下に転落!「ぎょえ〜〜!」と叫び声を上げたかったが平静を装って、道糸を手繰り寄せた。面食らったのはチョンボリの船〇さん!私の竿転落を見てまるで自分のことのようにチョンボリから渡ってこようとしていた。とりあえず道糸で手繰り寄せられるので助かったが、彼の行動に痛く感動をし感謝した。釣りの腕も良いが気持ちも人も良い。。ナイスガイである。