おぱ
「シミちゃん!今回はお忍びね!お忍びで神津行ってでっけ〜メジナ釣ってみんなを驚かそうよ!」
しみ「いいね〜〜おぱちゃん!俺すきよ!そういうの!おい越後屋・・おまえもワルよのぉ〜〜い〜ひひひひ。」

今回の神津島遠征は、前回水温の高い磯をピンポイントに攻めて、爆釣を物にし「神津の釣りとはなんぞや!」と聞かれたら「でっけ〜メジナたくさん釣ることよ!」が自分の中の神津のイメージになっている「シミちゃん」とメンバーのPuuが「離島に行こうよ!ね〜いこうよ〜!」と言うと「あのね〜PUU・・・BIGONEは離島会じゃないんだから房総の釣りをしなさい!」なんて言っておいて彼を出し抜きこっそりデカバンメジナげっちゅをもくろむ「おぱ」との秘密裏な活動によって着々と進められていた。そこへBIGONE入会以来数々の問題発言と爆弾発言を繰り返し挙句の果てに自らが「貧果の帝王」などと言わしめるほど調子のパッとしないチャビが参戦し、「巨メジナ討伐隊」が結成された。くしくも暴挙を繰り返すサダムフセイン討伐に世界の警察気分のアメリカが討伐隊の地上戦を開始した日。われらがBIGONEの巨メジナ討伐隊も海上作戦を実行に移した。
ちょっとギリギリの時間に出たので高速道路をメッチャクチャ飛ばして
なんとか海央丸が到着する3:30までに下田港についた。*1)今思えばあれだけ
高速道路を飛ばしたにもかかわらずおまわりさんに御用にならなかったことで
運を使い果たしたのかもしれない。北風の強風が吹き荒れる中、いつもより急ぎ足で
下田を離れ船は神津を目指す。強い北風の影響で行きの船は思いのほかゆれて
眠りについたのかつかなかったのかわからないような状態で神津島へ到着した。
港について石田船長が開口一番口にしたことは・・・
「ハリセンボンやニノジ・サンノジが浮いてたね〜」だった。「????」を
つけながら話を聞くと急激な水温低下がおきるとそれらの魚は死んでしまうらしい
っていうことは・・・苦笑いで石田船長が・・・こりゃ〜参ったね・・・
「13度代まで水温落ちちゃったよ・・」漫画のような斜線が顔に入るのが
わかるくらいいきなりの発言に唖然・・期待ではちきれんばかりの私たちの
ときめく胸は音を立ててしぼんだ。。それでも前回のしみちゃんのようなわずかな
ケースもあるのでとりあえず陽気に記念写真をとった。


「おぱさん!今日はタナとの戦いだね〜」と石田船長にアドバイスを頂き、いつものようにワグナーを頭に響かせながら風裏になる磯「大富貴」の磯を目指す、ここは神津島の地磯だがこの時期の強い北東風をよけられる場所。水温さえあがれば面白い場所とのこと。

 

パワー全開で他の船をグングン引き離し疾走する「海央丸」はいつ見ても頼もしくかっちょいい!さっそく、期待を胸に大富貴へ渡礁する。

わずかな期待を胸に大冨貴にて竿をだす、恒例のじゃんけんにて一番くじは私が引いた。このポイントは大きなワンドの中にあるポイントで潮がゆるいのかと思ったが、私の場所からはワンド中央に向かって思ったより速い潮が流れていた。足場の高い釣り場なので朝一番は当然足元を攻める際ねらいで大物を探す・・・・・・。しみちゃんはポイントの一番左側、ワンドの最も中央よりに釣り座を構えた、このポイントは潮がゆるいらしい。そしてチャビは私とシミちゃんの真中に入った。足場の低いところで万が一魚がかかってもここならタモ入れが楽にできる場所である。このポイントで唯一サラシができていた。朝は私とチャビのコマセは右から左に流れシミちゃんにコマセが利く潮だ、シミちゃんはほんの数分であたりを合わせた!「メジナげっちゅ!小さな尾長メジナ!」一同、そのメジナに「あれれ!?結構いいの!?」なんて思ったくらい最初の一尾はよかった。

そのシミちゃんと対照的に私たちは朝一番どころか1時間ほどコマセを入れても小魚どころか生体反応がない。餌は綺麗に原型で戻ってくる・・・「付けえさはオキアミ一匹でOK!!」まさにそんな釣り・・・しかたなく流れを狙う、水温の低いときに流れを釣るのはセオリーに反するがあまりにも反応がないので中央に流れる潮に乗せてスプールいっぱいまで流す・・・タナを変えて何度も流す・・・まったくアタリは無い・・150b流した挿し餌が氷のように冷たくなって何一つ変わらず原型のまま戻ってくる。こうして3時間弱くらいの間、付けえさ一匹で用の足りる釣りを展開する。やがて流れも消え、サラシも消え、唯一の心の頼りドコロのシミちゃんにもまったく生体反応がなくなった・・・。
シミちゃんの最初のメジナは8メートル位のタナで来たようだが、そのタナではまったくあたりがない。しかたなく極限の足元を探ることにする。足元のハエ根のエグレの中を狙う、「万が一魚がかかってもきっと取れないだろう」そう分かっていてもこのままより1000倍良い。仕掛けを重い仕掛けに換え段シズを打ち際のさらにその中へ仕掛けを張って入れ込んでいく。

シブシブに調整した1号負荷のウキがようやく少しだけシモった!「根掛り?それとも・・?」我慢して待つ・・さらにシモる!波の影響のないときのウキシモリだ・・「キタ!!あたりだ!」大物であればかなりハイリスクなやり取りになるのを承知で磯の一番前にでて竿を伸ば軽く聞いてみる「コツン」と確かな生物の手ごたえ!すかざすアワス!グイ〜〜っと妙な手ごたえ・・・「????」でもナンカ付いてる・・・糸を巻いてくると水面に現れたのは紛れもない・・・釣行前に話題になっていた神津のカニ・・。

思い起こせば前回の遠征で磯さおの頂点に君臨する某外ガイドロッドを購入し大型メジナとのやり取りの夢をみながら神津のカニに翻弄された「モエ」のカニ竿の話題。この話題に一番、大笑いをしたのは私だったかもしれない・・・こんな形でバチがあたろうとは・・隣にいたチャビ、あがってきた赤い物体を凝視(◎_◎)

( ̄ー+ ̄)はっは〜〜ん!おぱさ〜〜ん・・それはカニですね〜・・ふ〜ん・・・。

前回もとなりでモエがカニを釣り上げる様を直視し今回は私のカニ釣りを目撃。モエカニ事件に腹を抱えて笑った私を知っているだけに彼は不適な・・不気味な笑みを浮かべ・・・ポツリと一言。

「あ〜〜Puuさんのマスタードライまで・・カニ竿・・・になっちゃったぁ〜・・あ〜〜ぁ」
後ろを向き方を揺らして笑いをこらえるヤツを見て本気で本流に落としてやろうと思った。。こうして私はモエからブラザーと呼ばれはれてカニラーの仲間入りを果たした。

この出来事に思いっきり凹みながら今度は深いところを責めることにする。タナを竿2本半に設定しそのタナを探っていると苦節4時間のウキが消しこむ大あたりが出た!竿でためようと試みるが強烈なファイターでグングン竿を絞る!なかなかよらない・・そして浮かない・・

「あ〜〜!やっときた!ついにきた!」ようやく足元に寄せるとなんだか様子が変である・・足元に突っ込むと身構えていると左右に走り出した「???おいおい!」やっと水面下にそいつの姿が見えると「キラキラ〜!キラキラ〜!」綺麗な銀色を光らせている・・・「??黒鯛??神津に黒鯛??」本気でそう思った。(後でシミちゃんにそういったら大笑いされた彼はすぐに青物とわかったようだ)あがってきたのはカツオ君。血だらけになりながら強烈に抵抗する、カツオくんのアタックにがっかりの私をさっそくズバッと切り捨てたのはシミちゃん・・

「おぱちゃん〜〜なにそれ〜〜サバ〜〜???」「(-_-;)サバなんかい!!」

サバごときに何を苦労してるんだよ〜と思ったらしい。

「カツオです!サザエさんでおなじみのカツオ!」

それでもシミちゃんはカツオに翻弄されている私を情けなく思ったらしい。そんな私に解釈をするどころか塩を振ったのはまたもやチャビ・・

「さっすが〜〜おぱさん!カニだけじゃなくって!カツオ!すんげ〜その竿!カニカツオ竿っすよ!」

とのたまった・・・丈夫で重量のある自慢のチャランボを結わえて神津のドン深の海に沈めてやりたかった。
やっと風が少し収まったころ・・・「全然ダメ〜〜??」とマイクで大きな声を出しながら海央丸が助けにきてくれた。近くの釣り座に乗った方も瀬替えをするようなのでいっしょに変わることにした。となりも散々だったようでカツオを釣った私のほうが勇ましく思える状況だったらしい。。やんだと思っていた風だったが沖向きに出るとやはり強く、オンバセの大根・長ん根も検討したがこの風では釣りにならないと判断、足元にサラシができていた「一の首」へ瀬変えすることになった。