瀬替えをし乗った場所は「一の首」という地磯周りの場所。私が知る限りでは2000年に60センチアップのメジナも仕留められている場所である。早速恒例の場所決めジャンケン2回戦を行う!*2)ここでもなんと私が一番!私の運はこの2連勝で使い果たした。私は左のシモリ際にできるサラシのよれを狙うことに、チャビはつり座右部分へ、そしてシミちゃんは高い岩を乗り越え一の首の右側の素晴らしいポイントを発見しそこへ遥々遠征を敢行し第二回戦が始まった。

足元へコマセを入れて少し沖にできたサラシと沖側の流れの潮目へ仕掛けを滑り込ませる早速ウキしもった、同時にフリーにしたスプールから道糸が引き出される!「尾長の独特のアタリ!」引き出された糸の走りが緩まったころを見計らいベールを起こして糸ふけの分だけ大きくあわせたグイ〜〜ンと魚の重さがさお先に乗った瞬間!「バキン!!」嫌な音がした「????」ふと穂先を見上げるとなんと穂先がない!しかも道糸は加速をつけてさらに出て行く・・その力に引かれて折れた穂先1番と2番がいっしょに海に引き込まれた・・・「まずい!」慌てて竿を寝かしたが折れた竿で道糸が切れた・・・。今、私の周りに起きた事態が把握できず竿を点検すると2番の結合部分から綺麗に折れていた・・。Puuが購入したばかりの竿なのでもちろん傷はない。また竿にかけては神経質なくらい大切に扱う人間なので致命的な傷があるとも思えない。なんで折れたのか現在、原因を究明中である。

こうして第2回戦は最悪の幕開けとなった・・めちゃくちゃブルーな気分でもうひとつの竿「制覇」に仕掛けを通す、この竿も外ガイドを嫌う私にPUUが「外ガイドは進化したんだよ」と感じてもらいたいからと今回貸してくれた竿である。ちょっと竿を出すのが嫌になった。。凹む・・かなり凹む・・。
そんな思いっきりブルーな私にチャビは気を使ったのか、シミちゃんが魚をかけてやり取りしていることを教えてくれなかった。後で聞いたのだがどうも「かつおくん」をかけてチャビの方まで走られてテンヤワンヤだったようだ・・シミちゃんは帰りの車の中で「おぱちゃんのかつおのやり取り見てなにやってんだよ〜って思ったけど・・」「いや〜〜引くね!かつお!まいったわ!」と白状していた。そのあとチャビもかつおをかける、3人ともサイズは同じくらいの45〜50cm位のやつだが強烈なファイターにチャビもかなり振り回されていた。

こうして私たち神津巨メジナ討伐隊は名前を改めカツオ三兄弟となった・・。

♪一番上がシミちゃん!竿を折るのがおぱちゃん!カニを踏むのがチャビちゃん♪♪かつお三兄弟♪かつおかつおかつおかつお、かつお三兄弟♪

シミちゃん、チャビが仲良くかつおを釣りかつお三兄弟が結成されて「さぁ!これから!」と言う気分になったのもつかの間、足元に良いサラシがある割には、魚は口を使わない。メジナらしき魚も私の一発依頼食わない。シミちゃんの入ったポイントなんか最高のロケーションにもかかわらずなにも食わなかった。やがてあっちこちに移動はするがサラシと沖からの潮の加減でもぐる潮が出ていることに気づいてそこへ仕掛けをもぐりこませているとようやく餌がとられた。タナは竿3本、食わないときは竿5本まで仕掛けを入れていく。やがて待望のあたりがチャビの竿を引っ手繰った!

強烈に竿を締め込み下へグイグイと突っ込むその引き具合はどう見ても良型のメジナっぽい。結構強引にやり取りをするチャビの竿は綺麗な曲線を描いている、さすがはVジョイントだなぁ〜と惚れ惚れするような竿曲がり。足元まできたその魚は足元のハエ根に向かって強烈な突込みを繰り返す、「どうやら尾長のようだ・・・」
足元の攻防に入った次の瞬間!穂先がぽよ〜〜んと元に戻った。右の写真はまさにバラス直前の決定的瞬間である。ハエ根にすれた様子はないところを見るとどうやらハリスを飲まれていたらしい。行きの車の中で「追い合わせ」の大切さを話していてそれを聞いていただけに悔やまれる。しかも彼はあたりがないからとハリスを2.5号に落としていたらしい。弱気になった一発目にやられたそうだ・・大型の尾長ならば2.5号では飲まれていたら持たない太さかもしれない。あとで彼いわく「尾長メジナをなめてました・・いや〜すごい引きますね〜」と言っていた。再三そう言っていたのにやっぱり自分で経験しないと分からないらしい・・・。でも結構な引きだったのでもったいなかった。

その後、同じポイントに私も振込み、竿3本くらいまで落とし込んでいくとようやく道糸が走った。今度は竿が折れないように慎重にあわせて 、魚の重量が乗った時点で数度追い合わせ、タナが深いのと道糸の走り具合が悪いので飲まれている可能性が大である。
さっきのチャビのこともあったので余計に追い合わせる。追い合わせで驚いた魚は沖目で暴れる。かえって好都合!ゆっくり足元まで寄せると足元で突っ込む。「尾長だ!」数度のアタックを交わして魚を左に誘導すると、そこそこのサイズの尾長メジナが水面を割った。「やった〜〜メジナの顔見れた〜〜!」めちゃくちゃうれしい!

あとで図ってみたら38センチの中型サイズだったが、格別に嬉しい一尾であった。そりゃ嬉しいですよ!カニブラザーと呼ばれ竿折大魔人と呼ばれ、かつお三兄弟と呼ばれこの上、神津で坊主ブラザースなんて言われたら、マジで凹むし凹むどころか、神津にトラウマになる可能性だってある。

メジナの時合はこの一瞬、その後残りの1時間をめちゃくちゃ集中したがあたりもないまま瀬上がりとなった。港につくとほかのつり人もあんまり状況はよくなかったようで口太の45センチくらいの一匹が最高だった。神津島の釣りの中でも最悪な条件での釣りに、シミちゃんは「俺は神津をなめてたよ〜〜やっぱ神津の釣りは難しいんだね〜」と反省し、チャビは「尾長メジナをなめてました・・やっぱりうわさどおり引くんすね〜」と反省。私は「カニを釣ったこと・・いやバラシタことに反省し竿を追ったことに凹んで、帰りの海央丸に乗り込んだ。
温泉につかり帰路につくと、それぞれの携帯電話が一斉に鳴り、それぞれが釣果の報告をする、だが私には報告できない秘密があり、Yoshiyやgoeにはあっさり釣れなかったことだけを伝えた。ヒラマサがどうのこうの抜かした手前、かなり神妙に報告する、しかしチャビは自分のことのように「私の秘密」カニ釣り事件をモエに報告。こうして私の悪行三昧はメンバーに伝達され掲示板でカニブラザーとして茶化されることになる。たった一匹の尾長メジナの釣行レポートで、長々と2ページのレポートを書いたのは「竿懺悔」と「カニブラザー」として兄貴に敬意を表する気持ちの現れであることを追記したい。

また、本文中に*1)*2)とあったがこれは水温激低下を聞いたときに予め考えられていた言い訳であることを追記する。これでもたりずシミちゃんは、つれなかった最大の原因を私がお弁当でかった梅干おにぎりのせいにしていた。(笑

以上・・・神津島巨ぐれ討伐隊改めかつお三兄弟のその後の消息ニュースでした。。。おわり。