「尾長メジナ絶好調!」お世話になっている海央丸のHPのこのタイトルを見て黙っていられるのか??そんな問いを自分自身に行なった・・・その思いに駆られているのは私だけじゃなく20年ぶりに竿を持つ釣友の「ハセさん」もゴエも同じ・・・・そうと決まったら話は早い急遽決まったのが今回の神津遠征。毎月神津へ通っている私たちにとってはすでに「遠征」という言葉はすでに「ピン」とこないのも事実で、最近では「車で3時間」の場所にこんな素晴らしいフィールドがあることに感謝と思える次第である。当日の天候は曇りながら一日何とかもちそうとのこと海は凪と聞いていた。いつものように下田から海央丸に乗り込み神津島に到着した頃にはすっかり日が昇り予想を覆し空には抜けるような青空が広がっていた。

「いしししし!!!今日は頂き!!」

訳のわからない笑いを浮かべる三人に海央丸の石田船長からさらに私たちを狂わせるお言葉が・・「昨日○○で5号ハリスを5連発で飛ばされたって聞いたんだけどそこに入ってみる?」まるで「アカベコ」のように首を高速で上下に振って返事をした・・「船長!!お願い!そこに乗っけて!!!」
 

船長が進めてくれたポイントがこの「エボシの尻尾」というポイント。祈苗の大物場所三冠王と言われる「エボシ」「ヒラダン」「カド」と言われる場所の中の一つであり、凪限定の磯であると聞く。目の前には明神下。ロケーション的には勝山の「オオボケ」と「浮島」の水道のような場所だが絶対的に違うのはその水道を走る潮が「本流」であること・・・。写真でも分かるように「ズル」っとすベルように潮が流れている。その速さは言葉で表現できない。私たちが渡った時は、この水道を左から右に激流とも言える潮が走っていた。アサイチは足元から・・・セオリーどおりに釣りを始める。

なにもあたらない・・コマセを入れても魚の姿は見えない・・時折、本流からのウネリが足元をさらう・・「怖いよ〜〜〜!!」なんていいながらも一心不乱に竿を振る。我慢できなくなって本流に仕掛を振り込んだ・・(-_-;)

道糸が魚がかかったように音を立てて出て行く・・・150mの4号道糸が本当にあっという間に無くなる・・一の島の川側で釣りを覚えた私だが想像以上の激流に慌てる・・・「おいおい・・仕掛が・・・浮いてるよ〜〜!」貴重な一日の最初の1時間はこの激流の攻略で費やすことになった。
最初のポイント取りは「ハセさん」が尻尾の裏側のワンドの中を狙い、私とゴエが並んで本流にチャレンジする。しかし左からの速い潮とこの頃から吹き始めた南よりの強風で↑の写真の場所からは二人で流せない。ゴエはエボシの先端よりのワンドへ移動、風をよける作戦に出た。際狙いを繰り返すゴエ。私が一段高いところから竿を出し数投目に本流の中でイサキを連発する・・「どうやら本流の中はイサキだらけのようだ」と判断し本流とサラシのぶつかる潮目に狙いを絞る・・「ハセさん」も裏側を攻めていたが風が強く向かい風で釣りにならないので先ほどまでゴエが入っていた場所に入る・・・イサキは釣れるが尾長の姿は見えないまま2時間ほど立った頃・・。

本流の側の引かれ潮を狙っていた私。道糸が一定のリズムで出て行く・・そのリズムが一瞬変化した。「????」ためらわずに併せを入れる!「ギャ〜〜〜〜〜」併せを入れた刹那、ドラグが悲鳴をあげるようになり叫んで道糸を放出する強烈な魚のアタック!ドラグの放出が緩んだのでためていただけの状態から攻守交替、今度は私が一気に締め上げにかかるグイグイと強烈に突っ込む魚と真っ向勝負。道糸は一切出さないで竿でためきる!「これが尾長ならまずまずのサイズ!」そう思いながら足元の最後の攻防に入るとなんか変な感触・・・「ガンガン」と穂先を叩く感触・・「????」と思いながら魚を浮かせると「見事!」としか表現できないほど立派な「イスズミ」本日最初の強烈は「イスズミ君」で一同がっかりする。その後は同じ場「いい加減にしろ!」と言いたくなるようなイスズミの猛烈アタックにあうことになる・・。

グレ競技遠征3号に5号道糸、8000番のBBXを装備するハセさんも同サイズのイスズミがあたるが、これを予想していたのか「ハセさん」は軽々とそのイスズミをねじ伏せてごぼうヌキ!!制覇2号を使う私は終始悲鳴を上げっぱなし・・痛めている肘はすでに破壊寸前。ミシミシ言う右手の筋肉に改めて「釣りはスポーツだ!」なんて思ったほどである。