田を3:30に出航してイナンバについたのが約7:00・・途中神津島に立ち寄っても僅か3.5時間で”最後の秘境”と呼ばれるイナンバに辿り着く。一昔前では考えられない時間の短縮である。ようやく我々の目の前にその全貌をあらわしたイナンバは天高く聳え立ち、その頂には無数の鳥達が巣食っている。島というよりも岩と言った方が良いその足元には見たことも無い色の潮がものすごいエネルギーを発しながら流れている。賀寿丸は”表本場”と”裏本場”をゆっくりと見渡しながら島の周りを漂う。「表本場はやっぱりちょっと被ってるね〜物凄く速い潮が差してるから潮の流れだけで波が立っちゃうんだよ〜」と話していた。「乗れないことは無いけど表本場は潮が下げてからのほうがよさそうだね」と言っている。確かに神津などで見る潮流とは次元の違う潮が流れている・・「すげ〜まじかよ〜」と言うと更に船長は「ここは普通の場所じゃないんだよ!よっぽど馴れている人でも大変な場所なんだ」と付け加えた。


「表本場」と呼ばれるポイント
海が時化ているわけではない・・これで凪なんだそうです。潮の流れが速いので潮位が高いとこうして磯は波を被る。確かに熟練の状況判断が必要な場所。イナンバで最も大型が狙え左右に走る潮を狙える場所。足元から激流が流れるポイント。
「裏本場」と言われるポイント
約5〜7名が載れる場所で裏本場と呼ばれている場所。この日は左から右に激流が流れていてその速さは桁外れ。海に向かって右側が小さなワンドになっているがそのワンドの中でも魚が食う。それもイシガキダイ・・・なんていう場所だ。。



れじゃ〜支度して!まずは底物の二人から下ろすよ〜
そう言ってついに渡船が始まった・・”四畳半”と呼ばれるスペシャルポイントだ・・底物師なら一度は竿を出してみたいというその場所は、10`を超す口白が上がるとも言われており、竿が出せれば底物釣りなのに坊主は無い!ともまで言われる場所。しかし激流の当て潮が時折大きく盛り上がり足元を洗う状況の四畳半を見た底物の二人は絶句。なぜなら、こともあろうに今回の参加者の中で一番渡船経験の少ない二人が最初になってしまった・・・本来なら熟練の「モエちゃん」が同行するはずだったので適切な判断が出来る先輩もいない。てっきり、皆と同じ場所に乗ると思っていた私達も困惑した。送り出す私達にも不安が募る・・・結局二人は四畳半を断念する。

その二人を見ていた船長は「ね〜どうする??だめなようだったら今から銭州に廻ってもいいよ!」と言う始末。「彼ら達でも大丈夫でしょ!」と少しばかりイナンバを甘く見ていた自分達に反省する。

「しかし!ここまできて彼らのレベルで磯渡しを考えてもらっては困る!」浜ちゃんと相談し底物の二人も潮が下げるまで裏本場に下ろしてもらうことにしていよいよ渡船が始まった。まずは裏本場に底物を含めて8名が下りることに・・・磯渡しが始まり裏本場に渡しがついに渡礁した。渡ると決まってしまったらそこは恐ろしきハイテンション軍団「BIGONE」クロさんには得意のポーズが出るしPuuはフォースヘッドで勝鬨のポーズで記念写真。いつもの変な集団がすっかり本領発揮・・これには物差しで計っていた船長もちょっと面を喰らっていた。

裏本場のメンバーを下ろしてから、表本場に”しみちゃん・クロさん・ハマちゃん」の三名が降り立つ。足元を激流が洗う中手際よくチャランボをさして支度を始めている。裏本場も大荷物をようやく高い場所に上げ各々が仕掛け作りに入る。


恒例の場所決めじゃんけんを終え、一番に竿を出したのは「グレネットの管理人さんである」○○さんとそのお友達。今回の釣行に浜ちゃんの紹介で参加していただいたのである。足元にボイルオキアミをパラパラと撒くと「なんか餌取りがいますよ?」と言いながら最初の一振りを投げ入れた。

いきなりウキが消しこんで竿がひん曲がった!「ヒット!!」まだ支度を終えていないで余裕綽々だったBIGONEメンバーの度肝を抜く。竿の曲がり具合からそこそこのサイズの魚が付いているのは容易に判断できる。それよりも驚いたのは、房総の釣りのような小さなワンドの足元でかけたこと。それも1投目!少しの抵抗を簡単にいなし水面を割って出たのは、40aは堅い「メジナ」いきなり出た本命に大歓声が上がる・・

続いて管理人さんが仕掛けを投入・・・またもや仕掛けがなじむと同時にウキが消しこむ!竿が曲がる!上がってきたのは同サイズのメジナ。これを見たBIGONEメンバーはさすがに慌てて仕掛けを作り始めた。

おいおい!!どうなっちゃうの〜!!???今日は!!誰もがそう思った!」

イナンバは「100or0の釣り場」こう聞かされていた私達は「その100に当たったのか!」そう思い支度を終えたメンバーは次々に仕掛けを振り込んでいった。