Club BIGONEの新メンバーとなったHIROちゃんと前々から釣行を計画していた行川のトリガホリに釣行することとなった。当日は大潮で潮もよく、11時頃が干潮となるため渡船は8時頃になった。日頃、薄暗いうちに渡船することになれている私にとっては、こんなゆっくりな釣行は新鮮でなんだかせかされないで嬉しい気分である。

さて・・行川といえば・・・そう・・多くの千葉県人は「行川アイランド」を思い出すであろう。「行川アイランド」と言えば・・「フラミンゴのショー」や「ホロホロ鳥の飛行ショー」などが有名であり、ドルの価格が360円の時代からあった、庶民の憩いのパラダイスであった。いわば・・近代テーマパークの先駈けになった身近な楽園であった。私も幼少の頃に2度3度訪れた記憶がある。特に鮮やかなショッキングピンクのフラミンゴが行列を作って池を渡ったり走り回ったりするフラミンゴショーは、幼心に深く思い出に残っている。

このテーマパークの先駈けであった「行川アイランド」も、最近その35年の歴史に幕を下ろした。皮肉にも近代テーマパークの王者「東京ディズニーシー」のオープンの前日にである。時代の移り変わりとは皮肉な偶然を呼ぶもので千葉県人としては都会のパラダイスの閉演された風景にどことなく郷愁の思いを持つものである。

渡船直後のトリガホリ「殆ど磯が見えない」
船から下りるときは膝まで海に浸かって降りる。
トリガホリ本島と荷物を置いた低い場所

さて。。トリガホリの話に戻ろう・・。トリガホリは「行川アイランド」の正門の前を通って行川港から入磯する。今回は行川港の「金毘羅丸」に渡船を依頼した。海は絶好の凪でカンパチとシマアジが廻っているとの事でスイカ餌のほかにオキアミも用意した。海の状況を見ながら船頭が「そろそろいけそうです」と声をかけてくれていよいよ渡戦が開始された。。小さな船に揺られること5分・・目の前にトリガホリが見えてきた???いいや見えない!「おぱさん!見えます!?あれがトリガホリです」とヒロちゃん。「おいおい!磯みえね〜ぞ!」遠くに見える浅い根のような岩を指して「あれ」と言っている・・「(>_<)まじかよ!やっぱぬれるじゃん!」

上記の真中の写真(クリックすれば大きな画面を見れます)の通り、渡船は押し切りでもなく、磯の裏手に横付け・・船から飛び降りて「バチャバチャ」と膝丈までの水深の浅場を歩きチャランボに荷物をくくりつける。これがトリガホリの渡船なのである。海がちょっとでも波だっていたら・・殆どこの磯は乗れない「船がつけられない」であろうと思った。現に凪のこの日でさえ、横付けした船は横波で流されそうになっていたのだから・・・潮位が高いうちは先端にも出ることも出来ず、約30分くらい裏側で仕掛けを作ったりして潮の下げるのを待つ・・時折元気の良い波が足元を抜けていく。両足で踏ん張ると流されそうになるので片足立ちになる・・・もしかして!この磯は・・・秘技フラミンゴ釣法が必要な磯!!!!!パパやったね〜明日はホームランだ!


ヒロちゃんの釣り風景・一番奥がカニという磯
大沢港方面を見渡す絶景
行川港方面の絶景

潮が完全に引いてしまうとトリガホリの裏手の浅場は完全に露出する・・地磯伝いに入磯してきたルアーマンがすぐそばでルアーを投げている。完全に露出した裏手では海女さんと思われる人たちも磯のサザエなどを採取しに現れた。こうなると本島やカニ・ミナミなどは綺麗にその姿を表しとても足場の良い磯へと変貌する。トリガホリの周りは遥か大沢港の方まで低い磯が続いておりそのフィールドは広大である。また振り返った風景は断崖絶壁が広がっており房総らしからぬ絶景が広がっている。天気は良いし・・・海も綺麗・・・空気も良いし・・・足元も適度に涼しくて快適・・これで魚さえ釣れれば!!スイカ餌にはまるで反応がない中、またもやいち早くスイカを見切ったおぱはオキアミ餌に変更!木っ端メジナと木っ端シマアジ&カンパチが頻繁に竿を曲げる・・トリガホリの帳面は思ったより潮がはっきり動いていて磯釣りマンには喜べる状況であるがやっぱり今は水温が高い・・大物は姿も見えない・・。しかし、メジナのトップシーズンはこの磯はめちゃくちゃいい釣が出来そうな気配がプンプンしている。ちょっと時化たらって想像すると嫌だが・・春先のメジナのいい時期にまたチャレンジしてみたいと思える場所であった。

8時から13時までの一潮を釣り、満足のまま納竿となった。気さくで親切な金毘羅丸の船頭はタモアミの節がかんでしまって困っている私に「港で直してやるぉ〜」といってグリースを縫って簡単に直してくれた。今の時期でも40aくらいのカンパチとシマアジが廻っているらしいが今日は潮が悪くて魚がいないと言っていた。もともと行川港でさえ時化の後に大型のクロダイの大釣りがあることで有名なのだから潮のいい日に上手く当たったら・・と考えるとトリハダもんである。港について着替えを済まして港の入り口にある「山の上」という食堂で食事をして帰路についた。この食堂がまた美味い!意外な穴場を教えてもらって大満足であった。

前回の平磯大根、そして今回のトリガホリとヒロちゃんには新しいポイントを紹介して頂きこの場を借りて感謝を申し上げたい。スイカ討伐隊の第二段はまたもや玉砕に終わり、海沿いの景色の良い道を走る私の頭上には・・・ホロホロ鳥ではなくトンビがむなしく飛んでいた・・ふぅ。