夕べはあれだけ飲んだのに・・・なぜかすこぶる目覚めがよく早朝4時に気持ちよく目がさめた・・・んな〜訳ない!!胸焼けと偏頭痛でのた打ち回りながら角でも生えてきそうな頭の痛さをこらえて目が覚めた。さァ!決戦の日は今日だ!つばきやを早々に後にし港へ向かうと港には土日の喧騒はなく、数人の釣り人が待機している程度。「これだよ!!!これ!」そう・・これこそがTHE平日釣行!さっさと船に乗り込むが海央丸には私たちと老夫婦の計5名、快速船「賀寿丸」はどうやらいい凪なので「銭州」へ向かったようだ。残る船は「ほうえい丸」のみ。海央丸のスピードの相手ではない。港を出ると海央丸は恩馳に船先を向け右側に位置をとった。「こっ!この位置取りは!!??」そう!平根狙いの右大外回りのライン取りである!こうして私たちはなんなく名礁「平根」をゲット!
平根は恩馳群島の大根や長ん根の反対側に位置する超特級磯である。磯はその字の示すとおり平たい低い磯で凪限定の磯であるが、いい潮が入るときは間違いなく良い釣果に恵まれると聞いている。その名礁「平根」へ朝から降りて一日釣りが出来る喜び!やっぱり釣りは平日に限る!!胸を躍らせながら降り立った平根であったが海はごらんの通り。。潮はほとんど動かずゆっくりとヒラッタイ側からぶつけてくる。その様子はまるで湖畔の様・・・「相模湖?山中湖?」そう叫びたくなるような状況。それでもここは平根!潮は動かずとも食うはず!コマセを入れる!「ドバ〜〜〜」っと音が聞こえそうなくらいのスズメダイの大群が海を真っ黒にする・・(-_-;)
ハセぴょんが沖向きの先端に入り、PUUがあて潮にもかかわらずヒラッタイ側へ入る。私は裏側の浅い所に入った。なぜ、裏側なのか?浅い所はゆっくりではあるが比較的潮も動いていた・・そして前回の柳下さんの釣りを見ていたからである。しかし、今日の平根はこの前の平根とはずいぶん違う!?裏側の磯際・・根の際・・潮目・・さらし・・・超遠投・・何処を狙っても・・またもや30センチクラスの入れ食い。ハセぴょんも同じクラスのオンパレード・・しかしその均衡をバラシ大魔王ことPUUが破った!あて潮の磯際を狙っていたPUU。そのポイントに入った理由はただひとつ。「おっきな魚が見えたから!」私の場所もハセぴょんの場所もおっきな魚は確かに見えた。しかし見える魚は口を使わないというセオリー通り、コマセにわずかに反応するが付け餌は避けてとおるような状態であった。しかしPUUは違う!「魚見えたんだから!!ここしかない!」その強い意志が湖畔のような海に激震を起こす!
大型のイスズミを見事にバラシたPUU。そのやり取りを見ていた「ハセぴょん」が思わず口走った「親の敵じゃないんだから!」そう・・PUUのやり取りは強引で一言でたとえるならまさに親の敵と戦っているようだった。その言葉で目が覚めたのかその後からは竿の動きもゆっくりと操作するようになりついに良型のめじなを足元で手にした。それを見ていたハセぴょんはすぐさまPUUの脇に場所を移し同サイズを連発させる。裏側を捨てきれず最後まで粘った私もいまさらながらそこへ参戦!こうして磯際の死闘は開幕した。大きな写真は画像をクリック!
私がPUUの隣に入ったときは潮がゆるくほんのわずかに動いていてその潮が足元へ当てて来る状況。上の写真でも分かるようにぶつけた潮が目の前で良い潮目を作っている。仕掛けは振り込むと足元へもぐっていく。。なるほど!これなら食うかも!目から鱗が落ちる思いで仕掛けを投入するとPUUの竿に激震!!際でかけたその魚はドラグに悲鳴を上げさせながら磯際をフォーミューラーカーのように駆け抜ける。ブレーキはなんの役にも立たず道糸を引き出されその道糸は根際ですれていとも簡単に吹っ飛んだ!「なんじゃ!!???いまのは???」狐につままれたようなカオでPUUは放心状態。まさか?磯際に青物??そんな会話をしていると今度は私の竿が引っ手繰られる!「ギャ〜〜〜〜〜」悲鳴に近い逆転でスプールから糸が弾けていく。止まるわけが無い異常な引き。成す術なくこれまたラインブレイク。二人して大きな「????」マークをいっぱい付けて仕掛けを作り直した。確かに青物並みの勢い、正体はいったい??作り直した私の仕掛けにまたもや同じようなあたり、今度は道糸を完全にフリーにしたので走りが止まった!慎重なやり取りで魚を浮かせると40センチ弱の良型のメジナ。青物を髣髴させるファイトの正体はメジナと分かった瞬間に一同俄然集中する!その後、PUUとハセぴょんが良型を2尾仕留めた。そんな矢先、磯際を丹念に狙っていると2メートルほど沖合いに妙な影を感じた。一瞬目の前をよぎった影。その影は大きく1メートルくらいの大きさ・・( o_o)なんじゃありゃ!? ゆっくりと移動するその影を凝視すると・・・「尻尾が黄色い?」「それも2匹?」「( ̄○ ̄;)!お、おい!ヒラマサだ!!!やばい!仕掛けを上げろ!!」反射的に仕掛けを回収した・・あんなものが今の仕掛けにかかったらひとたまりも無い!そのヒラマサは私たちの磯の回りを数回周遊していつの間にかいなくなった。。あんなマジかでヒラマサを見たのは白浜渡船以来である。
さらにこの日は、沖でナブラがず〜〜と見えていた。そのナブラがゆっくりと私たちの磯に寄ってきたので眺めていると、そのナブラの正体はなんとメジナ!?それも40センチオーバーばかりのメジナのナブラ・・・そう俗に言う「湧きグレ」である。昨夜、石田船長が沸きグレの話をしていて、その話を人事のように思って聞いていたが、平根の沖には湧きグレがうじゃうじゃ沸いていた。その数はまさに天文学的な数字の数であり私たちが生きている間にメジナの数が減ることはないと実感できる数であった。改めて神津の魚影の濃さを実感する。
結局、この釣行では良型は48センチとまりであった。しかし30〜35aのいわゆるキーパーサイズは入れ食いで、止まることなくず〜〜と釣れ続いていた。平根で見た「湧きグレ」はしばらくすると磯につき、磯に慣れると一気に口を使うそうだ。そのメジナたちがどのような条件で口を使うようになるのかは分からないが、「大釣り」といわれる神津ならではの釣りはこのような条件のときに起きるのだという。一度でいいからそんな釣りを経験してみたいと思う。後ろ髪を引かれながら平根を後にしこうして平日釣行は幕をとじた。
磯際・・・なんとなく潮が動かないときに磯際を狙うのは気が引けるが、同じ磯際でも食う時の条件があることを勉強させられた釣行であった二日目の平根。また磯際でかける大型のメジナの破壊的な爆走も経験できて有意義な二日間であった。やっぱり釣りは平日である。磯はすいてるし道路もすいてる。なにより場所選びポイント選びでギスギスしないですむ所が良い。のんびり釣りを楽しむという本来のスタイルを存分に満喫できる。あ〜〜平日釣行!今度はいついけるのか・・・。