度毎度何かが起きるBIGONEさんの釣り、今回は貸切が予想された神津島恩馳群島へ・・しかし予想に反して時化も呼ばず、大根〜ヒラッタイ〜義経と恩馳の名礁へ次々に降りることが出来た。

まだ足の具合が完全でないゴエに付き合ってハセぴょんとチャビが大根へ降りた以外は皆いつも乗れないような低い磯へ降りる。PUUを中心とした若手BIGONE新メンバーのヨシ、シセキ、ナリは大物が出ることで有名なヒラッタイへ、そして今日こそと心の底から闘志を燃やすモエと私がベンケイへ降りた。写真で分かるようにヒラッタイとベンケイは水道を挟んですぐ真向かいにある磯である。

つまり、ヒラッタイの様子ベンケイの様子も手に取るように分かる位置関係であった。磯へあがってマキエを撒くとしばらくしてボラが現れた。見慣れた仕草で水面に顔を出してポカ〜ンポカ〜ンと口を開けている「なんだよ〜ボラかよ!」と思いながら・・あれ??神津にボラ?今まで見たことないぞ??!!そう思いながらボラを凝視すると・・・なんとボラのようにでかいメジナが浮いている!

 
最初は一尾だったそのボラメジナ??は、あっという間に無数に群れだし気がつくと周りは湧きメジナの大群で囲まれていた。それにしてもでかいメジナ、目測で優に50センチはある。すぐさまそれをヒラッタイのメンバーに伝えるとヒラッタイ側でも同じ現象がおきているという。そんな異常な光景を目の当たりにしながら仕掛けを磯際へ振り込むと最初のあたり、興奮状態に反比例して以外にもあっさりあがってきたのは口太メジナ。40a後半の良型であるが、尾長メジナ狙いの私たちにはちょっぴり外道的存在。房総であればヒーローになれるサイズだが神津では・・・その後、50aを超えるメジナも追釣するが・・これもすべて口太メジナであった。唯一際でかけた尾長が約40aで、このサイズをどこまで伸ばせるか?口太メジナ(巨大)の餌取りを交わしながら尾長を拾う釣り・・・う〜〜む・・・なんて贅沢な釣り・・・。
ヒラッタイに乗ったPUUと若手のBIGONEの新メンバー達もそれなりに竿を曲げている。潮はまだ動かない・・釣れてくるのは口太メジナばかり、サイズが良いのでそこそこ楽しめるがストレスが溜まってくる。少し中だるみしそうになった私たちの均衡を破ったのが「ヨシ」の一撃!

伊浜デビューで大型マダイを釣ってしまった彼は彼の社内で「レッドキング」と呼ばれているらしい・・っていうか勝手にそう襲名した。「モエさん〜〜!明日からは私のことをレッドキングって呼んでくださいね〜」こんな感じだ。

そのレッドキングの竿が尋常じゃない曲がりを見せる。最初、2番までクニャと曲がった竿は、順序良く曲がり三段階でリールシートまでたわませた。
やりとりの出来ないヨシ・・ただ竿を起こして耐えている・・その間、ドラグからは絶え間なく道糸が引きずり出されている。
 
一向に起きて来ない竿を見て誰もが固唾を呑む。文句の付けようのない魚が掛かっている・・・!しかしそのスピードと引き具合から尾長メジナではなさそうだ・・・一瞬脳裏をよぎる・・「また・・赤い奴??」ここでまた赤い奴を釣られたらこの次は「赤い彗星」とでも襲名しそうで怖いぞ!2〜3分ドラグをジリジリと引き出されようやく魚の動きが止まった。攻守一転!ゆっくりとゆっくりと魚との間合いを詰め始める。慣れていないヨシにまるでセコンドのようにPUUが寄り添う・・・それを水道を挟んだヨシツネで眺めている私はさしずめギャラリー??数度の抵抗はすべて足下へ・・これがツイていた。やっと姿を見せた魚体に磯の上のメンバーすべてが口を開けた・・「なんじゃこりゃ〜〜〜!!!??」デカイ!デカ過ぎる!しかもその魚は磯の王様「石鯛」ストライプが消えかかり口元が黒くなっている紛れもない「本石」である。

PUUがタモ入れを成功させ私にサイズを叫ぶ!「ぎゃ〜〜〜!!64aあるよ!!!おっぱ〜〜||!!!」気が遠くなるのが分かった・・・上モノ師の私にもショッキングな出来事だったが、隣には底モノ師のモエちゃんが・・・モエは顔面蒼白になっていた・・・その後、彼がこう言った・・「ふっ!これからは私のことをストライプキングと呼んでください」ストライプキングでも殿様キングでも何でも良い・・良くあげた!たいしたもんだ!本当に君は「タイキング」だ!逝ってヨシ!!許す!