平日釣行・・・私たちサラリーマンアングラーにとってこれほど胸躍る響きはない・・。
今年も平日釣行のチャンスを得た「ゴエ&おぱ」は、トップシーズンの神津島へ迷うことなく釣行先を決定した。
釣行数日前は、尾長一人20枚とか、絶好調とかいう文字が「海央丸」のホームページに踊る!しかし直前になって一転「下降気味」
というコメントが・・・「あ〜〜なぜ!!???」いつものことであるがさすがに今回は凹むぞ!!今回は一年に数度の大イベント
平日釣行だぜい!頼むから〜〜頼むから〜〜もう一度、元気になって〜〜尾長めじなちゃん!

今回のお泊り平日釣行では、私は明確な目的を持って釣行することと決めていた。その目的とは「数釣り」厳密に言うならば
トーナメントを意識したキープサイズの固め釣り。今までは一発大物狙いがいつもの目的だが、今回は訳も無くそんな目標を打ち立て
この釣りに向くこととした。つまり、簡単に言えばダラけた釣りはしない・・・そんな決意。
遠征バッグに二日分の着替えと入りきらない程の期待を詰め込んで早朝3:00の海央丸を下田で待つ。定刻どおりに現れた海央丸
に乗り込んでこれから始まる釣りだけの時間に眠れぬ2時間を過ごし船は多幸港へ滑らかに着岸した。行き先は恩馳だ!!!

 

平日釣行初日の舞台は「大根」である、船は「平根」に向かったがウネリと潮位が高いため最初は大根でと言うことだ。今回、海央丸には、有名人のお客様がいる、「南紀のグレキラー藤原名人」だ。藤原さん達は1級磯「ヒラッタイ」へ降りた。

さて私達は「大根」船長の話では、数日前に「長ん根」向かいで良型が出たようだ。同行した「溝○」さんに先にポイントを選んで頂き、私とゴエは大根の先端にポイントを取った。早速コマセを仕上げ、ワンド側の滑る道を必死の思いで先端まで荷物を移動させる・・すでにこの作業で息が切れて仕掛けを作る腕が震える・・さっそく一足早い休憩f(^_^)ぽりぽり

思いがけない休憩で一息入れたが、 ようやく気を取り直し際にコマセを入れる・・エサ取らしき小魚は見えない・・繰り返し磯伝いにコマセを切りながら際にコマセを打つ。

思いのほか姿の見えないエサ取りに多少戸惑いながら、さらにコマセを入れ海の様子を伺う・・

( ̄○ ̄;)!はっぅ!!??

コマセを打っていた手が硬直した。エサ取りの動きを確認するはずだった私の目前にヌメ〜っと姿を現したのは紛れもない良型メジナさま・・・。それも最近トンとお目にかかっていないサイズがウジャウジャ!!足元の水面下で乱舞するメジナ・・あまりの光景に意識が「ふっ」っと遠のく気がした。そして脳裏を横切ったのは・・・「この目の前の光景を「ゴエ」には黙っておこう( ̄ー+ ̄)ニヤリ」

しかし私の裏側でコマセを入れている「彼」←ゴエも同じように黙々と黙ってコマセを入れている・・・どうも同じ事を考えていたようだ・・「よっし!この光景のことはおぱには黙っておこう( ̄ー+ ̄)ニヤリ」なんとも付き合いが長いので考えることは同じ・・・実にセコイ(笑


そのセコイ駆け引きに先手を打ったのは私・・というか一投目でいきなり道糸が弾けた!バチバチバチ!!弾ける道糸の音を聞いてゴエがほえる「w(゜o゜)wおい!!!いきなりカイ!!!」いきなりの引ったくり当たりにやや興奮気味にその雄たけびに答える。
「w(゜o゜)wおおっ!ど〜〜〜〜なっちゃうの今日は!!???」力強い引きと満足な重量感を竿に感じながら魚を寄せライディング!
「さっ!フィニッシュだ!!!」・・・・・・(・・;)メジナと信じて疑わなかったその魚はタモの中でウ○コを巻き散らかす奴だった。

 


まぁ〜〜!こんなオチでしょ!!ありがちな展開を気楽な気持ちで笑い飛ばした・・・僕達。。。。。顔は笑いながら変な汗が額を流れる・・・。
やはり ・・その後、釣れてくるのはババタレばかり・・笑い飛ばす余裕がなくなるのが自分自身で感じられる・・「(-_-;)やばい!」

流れやヨレの中で食ってくるのはすべてババタレ(イスズミ)ばかり、潮筋や沖目にはこの魚が天文学的数字で乱舞しているようだ・・この状況に先ほどまで足元で見えていたメジナらしき魚も姿が見えなくなった。まじでヤバイ・・さらにこの状況に拍車をかけるように潮が止まる・・・最悪。さらに!!駄目押しの如く南よりの風が・・・・びゅ〜〜〜〜〜!!!泣きっ面に蜂とでも言おうか・・涙がちょちょぎれてきた。

案の錠・・当たりが無くなって海はさむ〜〜〜い状態に・・・「よっし!こうなったら!!」何の根拠もない気合を入れ「性格悪い陰険な陰湿な奴になってやる!!!」そんな開き直りでハリスを一気に落とす「食わしてなんぼや!!」と言っても2.5号のハリスでは、際で食ったメジナを獲る自信なんて、そりゃ〜〜微塵もある訳ない・・・でも・・・怒った!!(´ヘ`;)

磯際の魔術師・・・・いや磯際のフテクサレ師と化した私は、イジケタ子供のようにイジイジしながら磯際へ仕掛けを落とし込む神津島でヘチ釣りとも言えるような落とし込み方・・・ちょっと泣けてくる・・しかも風で這い上がった波がゆるいサラシを作って払い出すため仕掛けが際に落ち着かない・・サラシでちょっとでも際から離れるとババタレ(涙



開き直りは怖い・・・ハリスにガン玉を数珠に打つ・・・仕掛けは想像どおり【ただの錘】と化してすんごい勢いで際を沈んでいく。頭にきたから、その沈んだ仕掛けを引っ張ってでも際へ止める・・・そしたら・・・・穂先に「コツンコツン」となにかの生物からのノックが届いた。
「ありゃ????」恐る恐る竿先で利いてみる・・・「バヒュ〜〜〜!!!」道糸が弾け飛んで竿がいきなり根本からひん曲がった。

「際です!!!際なんです!!!ここは!!! 」「う〜〜〜」だの「ぎゃ〜〜」だの訳のわからない声を発して際に道糸が擦れないように必死で魚をいなす・・・・「このババタレ野郎!!!!!こんな際でまで食ってきやがって!!」2.5号ハリスの事なんてすっかり忘れて、最後は強引に魚を引きずり出した・・・・σ(^_^;)?ありゃ???この魚って・・・見たことのある魚・・メジナが水面に・・・。

ゴエは早々にイスズミにいぢめられて「フテ寝」・・すでに3時間は寝ている・・・磯上がりまで時間もあと僅か・・向かい風になるがパターンは掴んだ!【もっと際へ!!】
その後40a級のメジナをバタバタと5〜6枚釣った・・そして磯上がり直前に沖向きの際で食ってきたのが、今回の釣りの最大魚「尾長メジナ49センチ」上の写真の茶グレであった。際でコツンとあたってくる尾長メジナ・・・際付近で餌をとられていたのは見えていたスズメダイではなくすべてメジナだったと言うことが最後に気が付いた。

穂先で「コツン」という当たりを取る釣りは、私たちのHGである「南房白浜沖磯の江ノ島の離れ」などで多用した釣り方。白浜のスレッカラシメジナは、ウキを消しこむような当たりは出ない・・・ましてや道糸を弾くような当たりなんか絶対に出ない。仕掛けを張ってさし餌を食わせたときにのみ道糸に「コツン」とサインが現れる・・この繊細な釣りが白浜の魅力であった。まさか神津でこの釣りをするとは微塵も考えていなかった・・神津ではメジナは竿を引っ手繰っていくという固定概念が邪魔をしていた・・・・・目からウロコ。