いつものように磯から上がった私たちは、温泉へ出かけ楽しい楽しい夕食タイムへ・・・しかし気分が悪くなった私は早々にお休み・・なんと7時に寝てしまった。おかげで翌日は気分快適早起き健康!!!

一足先に散歩なんかしちゃった・・天気は快晴!風は無風!つばき屋の前の坂道からは、天上山が綺麗に見える!下り方面を見れば水平線の向こうに恩馳群島が・・・脳汁垂れ流し・・体中からα波がにじみ出る。

昨日の経験を生かして今日の釣りは!「数を釣る釣り!打倒藤原名人!」なんちゃって・・・かなう訳もないが気持ちだけはそんな感じで気合を入れて港へ向かった。港には、我らがBIGONEの特攻隊長「浜ちゃん」を乗せて海央丸がすでに到着していた。浜ちゃんは今日だけ合流、なにやら浜ちゃんはメジナのお土産をたくさん必要なようで・・・「なにやらギャルと合コンでBBQ??」今日だけは、「キーパーサイズもしっかりキープして分けてください!」と言う。数を釣る釣りと言う私の目標のためには願ってもいないお願い・・・今日だけは35cmクラスでもキープを決める。

多幸湾へ付けた海央丸の行き先はもちろん「恩馳」・・昨日はヒラッタイに藤原名人が乗っていたがイスズミの猛襲に合い、さらに向かい風が強くなったとの事で早々に撤収・・・風裏に回ったようだ、その後、湯柱という磯で45センチ〜47センチ前後のメジナを4枚くらいゲットしたそうだ。磯替えのタイミングを計るのが絶妙だったようだ。その前日は、長ン根で49センチを上げたと聞いた・・結構苦労して悪い状況の中確実にメジナを仕留めるのはさすが南紀のグレキラーと言った感じ。

なんの因果か・・二日目の磯は「藤原名人」も苦労した長ン根・・・結構・・・トホホな感じがした。しかしそれぞれが磯へ下りて場所決めをする。溝○さんは、ヘソと呼ばれる出っ張りの左角を選んだ、ハセぴょンその出っ張りの右角、そしてゴエがその脇、浜ちゃんは、このところ釣果の上がった尻尾へ・・私はいくらか動いているように見えた潮を見て先端へ・・コマセを作って早速仕掛けを投入すると案の定潮は行っている!朝がチャンスだ!

 


激流ではないが・・ここのところでは珍しく潮が効いている・・奔流の中を神津らしい釣りで流していく・・70mほど先で道糸が走る!これぞ!神津!!そう叫びながら昨日同様一発目に来た魚を寄せる・・・足元に来た瞬間・・・・(-_-;)白い・・・。
まったく昨日と同様の滑り出し・・・でも今日は違う・・昨日の経験を生かす!早速足元も狙いつつ流れも狙うなんとも欲張りな釣りを展開する・・・ほとんどイスズミの中からそこそこのメジナを拾う釣りを繰り返す・・・コマセが利きだすと昨日同様足元に茶色い影!!

でっでかい!!!優に50センチはある立派なグレが見える!あれを釣りたい!!!なんとか口を使わせたい・・仕掛けとコマセの同時打ちもやった・・考えられることはすべてやったが餌さを啄ばむその巨グレはハリスが見えているのか刺し餌には見向きもしないで餌を拾っている・・・あれが見えている以上、ハリスもむやみに落とせない・・3号以下では獲る自信はまったくない・・こうして見えてる巨グレに固執した無駄な時間を過ごす間に恩馳は遭難しそうなほど強風に煽られていた。

 

いつのまにか吹き出した強風でごらんの通りあたりは大サラシ。いつのまにか風裏に移動したハセぴょンはさすがに手前のサラシで奥に逃げ込んだメジナを確実に釣り上げていた。ゴエも風裏に回り数枚メジナを仕留めている。足元に見える大型に取り憑かれていた私は満足な型もなく貧果のまま午後を迎えた・・・長い時間をかけてようやくあきらめのついた私は向かい風で吹っ飛びそうになるヘソへ移動した。

ひどい向かい風・・・表面の潮はひどい当て潮、状況は最悪であるように思えたが救いはこの強風。これだけ向かい風が吹くと当て潮が磯にあたってサラシを作る・・この払い出しが当て潮とぶつかって吸い込む潮を作る・・・そこに良いイメージを作れた私はイメージを具現化できるように仕掛けを流してみた・・「バシュ!」いきなり答えが出た・・食ってきたのは40a丁度位のメジナ。もう少し仕掛けが落ち着くように多少ガン玉を追加する・・・仕掛けが吸い込まれる潮に馴染むと同時に道糸が走る!うん!!良いイメージ!同じサイズを追加!!


ウミネコでさえも高く飛べない強風の中、仕掛けを振り込むと同時に穂先を水中へ・・・そんな風にラインコントロールしながらさらに際へ仕掛けが馴染むようにウキごと沈める・・バシュ!!!また来た!今度はちょっと型が良い!42〜43a前後のメジナがひっきりなしに食ってくる!【午後の恩馳は食う!】最近の石田船長の格言どおり、最悪の状況でも午後の恩馳は確かに豹変した。強風の中くじけずに風に立ち向かった見返りが実を結んだのである。

このサイズのメジナをこれだけ連続してかけるといくら未熟な私でもやり取りがわかってくる・・尾長は竿でゆっくりと同じテンションで溜める方が良い・・・こんな事とか本で読んだようなことが実感できる・・釣り人に条件が悪いような時が魚が餌さを食う時・・こんな大昔に呼んだ初心者本の文面が思い出される・・こんな事も忘れていたなんて・・ちょっと凹む。神津島の釣りは教科書とおりの事を忠実に出来れば必ず結果を示してくれるシンプルだけど究極の難しさを持つ釣りと改めて実感する。

 

 
磯上がりぎりぎりまで竿は曲がりつづけ・・結局・・終わってみれば神津島の底力を存分に堪能できた釣りになった。最大魚こそ49センチとまりであったが・・風の中粘った結果は私に少しだけ釣りと言う魚との勝負の基本を思い出させてくれた。釣り人の条件の良い時は魚の警戒心は高いという本当に単純で簡単な基本である・・いつのまにか私はその悪条件を嫌うようになっていた。以前は風が強くて波がかぶるようなときにあえて「南房の砂取港」などに出かけていたそして良い釣果を手に入れていたにもかかわらず・・

下田についてそれぞれのクーラーを並べてみると・・クーラーに入りきらない魚をバッカンに詰めるほどの大漁であった・・家に戻ってその貴重な魚は近所のおば様たちの感謝を独り占めできる良いお土産となってくれた。いつまでも神津島のこの魚族資源がこのまま守られて、この素晴らしい釣り場が存続できるように願い、また神津の自然に大いに感謝した二日間であった・・・。

素晴らしい神津の大自然と豊富な魚影とそれを守る人たちに感謝・・・    Club BIGONE Opa