本格的な落ちのシーズンには、まだまだ早いが磯釣り人にとっては待ち遠しい季節に向けて始動!ニョキニョキと天に向かってそびえていた入道雲もいつの間にか姿を消し、ふと見上げる空は随分高いところに構えている。日中の気温はまだ30度を簡単に越す陽気だが、こうして改めて空を見上げたり耳を澄ましてみると世界は確実に秋へと向かっている。

とはいえ・・・海の中はまだ真夏状態。水温は24度、小魚の活性はすこぶる高く。釣り人にとっては、まともに釣りになる状況ではないことは一目瞭然、こんな状態でも秋の気配を少しでも感じるといてもたってもいられなくなるのが磯師の悲しい性。

 

魚は釣れないのは分かってる!でも・・・・。暑くって干上がるのも分かってる・・・でも・・・・。どう考えても釣果は、あまり喜べない釣りになる可能性が高いのは分かっているが、それでも竿を出したい!磯の空気を吸いたい!磯の日差しを浴びたい。こう考えてしまうとこの衝動を抑えきれないのが釣り馬鹿の性分。

さっそくこの思いをBIGONEのYoshiyクンに伝えると、「私もです!ど〜〜しても竿が出したい!」とのお返事。こなったら話は早い!早速我らBIGONEのホームグランドへ出かける事になった。釣果だけじゃない!磯へ出かけて秋の気配を体に感じて季節を味わうのも釣り!こんな奇麗ごと・・いや、釣れないのを分かりきっているからこその始めからの言い訳を残し家族に釣行の旨を伝える。

 
最近ではすっかり伊豆半島に出かけることが多いYoshiy。通いなれた道であるにもかかわらず行きの車の中で「いや〜〜近いですね〜やっぱ房総は!!」と感心している。彼に限らず私もそう痛感する。確かに伊豆に出かけるよりも私達の自宅からははるかに近い。途中のコンビニで買い物をし本当にあっという間に白浜渡船に到着した。思ったより釣り客もいて賑わっている。

Yoshiyはすでにクーラーボックスの中に、お昼寝助長薬を忍ばせており、彼曰く「準備は万全」いつでも磯の風に当たりながら大の字になる準備は出来きているとのこと。ある意味、私も昼前には早々に大の字になる予定でたっぷりと水分を補給できるようにクーラーには大量の水分。大和田船長が現れて磯決めする・・・ここで一つ。

今日の状況下におけるポイントの選択条件を公開。

@台風で出船もままならなかった日が続いたので濁りが残っている場所を選択。
A水温が高いので根の多い場所で小魚をかわせるシモリ裏が出来る場所を選択
B高気温で体力が持たないかも知れないので大の字になって寝れる場所を選択
C気温が高いので我慢出来なくなったら飛び込んで海水浴が出来る浅場を選択
D最悪、パンツ一丁になってタイドプールで水浴びが出来る磯を選択。

こんあ具合で、ほとんど寝るとか大の字になるとか飲むとか言うことが優先された場所選び・・でもひょっとしたらっていう期待感もこめて濁りが出やすくあまり人(コマセ)が入っていない場所で「トガリ島」を選んだ。
 
ところが、磯へあがると私達のこの願いは完全に却下される。コマセを撒きだして数分。コマセに群がった小魚が海面一面に跳ねた!

「ナブラだ!!!」青物がまわってる!!!

その後は、途切れることなくナブラが発生。目測50a前後のカンパチが小魚を追い回している。なんともそそられる光景!こうなったらお昼寝大魔王は出現できない!磯の上は完全にヒートアップ!

トップシーズンを思わせるような真剣な釣りになって本人がびっくり!Yoshiyもすっかりまじめに竿を振っている。