丁度、1年前のこの時期。私は竿というタックルをすべて入れ替えた。無残に根元からひん曲がり、3番まで海中に突っ込んで元に戻る反発力を完全に失った竿はあまりにもショッキングな光景で私の価値観を完全に変えた。もちろん、道具が悪いわけではない。その道具を使いきれない私の技術の問題と言うことは重々分かっている。
しかし、その私は、技量のなさを道具でカバーしてもらおうと言う横着な釣り人ゆえ、技量をカバーしてもらえない竿に少しばかり不満を感じた。言われるまでもなく、「そいつ」を仕留める事ができなかったのは竿のせいではない。竿の性能のせいにしたいと言ういい訳である。それくらい悔しいバラシを経験した。それくらい執着した敗北を味わった。それがそう・・・・去年の今頃、この場所・・伊浜、トンガリ。
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