追うものにとっては、負っている背中がまったく見えなくなることもある・・・・・・
追われるものにとっては・・・思わぬ落とし穴に足元をすくわれることもありえる・・・・・・
けっして魚がいない訳ではない・・・でも簡単に勝敗を左右する獲物に出会えることができない・・・それが房総半島の釣り。
どっちにころんでもそこに待ち受けるものはドラマ・・・・・誰が名付けたか・・・・私たちはこの決戦をこう呼んだ・・。

地獄の房総ロード。
 
房総の釣りを良く知るものにとって房総半島での競技はまさに「運」が左右することが多いのは承知のこと。それでも「運」だけでは勝ちきれないのが房総半島の釣り・・・・いやフカセ釣りと言う明確に技術が存在する釣り。

トップの独走と言う形で迎えた太海決戦。

年間ポイントを競う競技だけあって、ポイント差だけを冷静に分析すると諦める輩も出てきそうな状況下、しかし早朝の太海に集まった14人の釣り人の日焼けした表情にはそんな後ろ向きな表情は皆無・・・誰もが諦めない、追いつく、ひっくり返す・・・この自信と希望に溢れている。

追うものは少しだけ遠い距離に心で願う・・・・ 願わくば・・・・一番前を走る彼が乗った磯に彼に会心の笑顔を与える魚がいないで欲しい・・・・追われるものは逃げる苦しみに思わず思う・・・・・願わくば私を追うつわもの達が乗った磯に彼らの心に炎を燃やさせる魚がいないで欲しい・・・追うものの思惑、追われるものの思惑・・・交わることなく交差するそれぞれの思いを太海の潮(うしお)が洗い流し・・・・強風の中で渡船が開始される・・・・。

 

くじで決められた順番でそれぞれが磯へ降り立っていく。平島・旅の台・サムライ・タコボウズ・・・聞きなれない磯の名前が連なる。そう・・・ここは太海・・・BIGONEにとってはまさに初挑戦の場所。長年磯釣りを続けてきたがなぜか足が向かなかった場所でもある・・・12月から3月までの僅かな間しかコマセが解禁されない貴重な場所でもあり、大小さまざまな趣の違う磯がたくさんあるこの場所はある意味、典型的な房総の磯ともいえる浅場の中の磯群でもある。

平島に降り立ったのは・・おぱ・Ishiy・HIRO・Nao・そして今回からBIGONEに新たに入会した新鋭モリケン。そしてその隣、平島のハナレには・・・タカ・でんちゅが降り立つ。その先に見える旅の台には・・・Yoshiy・そして同じく新たなBIGONEMEMBERのタケが降りた。強風のため一時はタコボウズに全員で降りることも検討されたが船頭の判断でそれなりの磯へ分かれて乗れることに・・・サムライには、PUU・ウニマサ・KURO・Fumiが降りる、そして最後に浜ちゃんと海春がタコボウズに降りた。

準備は万全・・・最終戦を待たずに決まってしまうのか?それとも最終戦で雌雄を決することができるのか?

1年間に渡るそれぞれのつりの集大成がここに衝突する幕は下りた。