ファーストヒット・・・・・。

長ン根で最初に魚をかけたのはウニマサ・・・・1年間磨きこんできた「磯際」の釣りで早くも35a程度のメジナをかける、彼に先手を取られると長ン根のメンバー誰もがあせる嫌な展開。続いて浜ちゃんがかける・・・先端ではISHIYが早くも大型をかける!!Yoshiyも小型ながら早くもパターンを掴んだように連続ヒット、追従したいのはオパと海春・・・・しかし朝のうちは潮が先端方面へ早く流れているため期待の足元は無反応。おぱは剛を癒して流れに仕掛けを入れる・・・・ようやく35a程度のメジナがヒット。当然侮ることのできない海春もすぐにヒット。

それぞれがその戦略どおりに魚をかけていく・・・しかし、検量サイズに満たない魚が次々とヒットする・・・・・・際を狙うウニマサ・浜ちゃん・・・期待のサラシができずに行き場を失う海春&おぱ・・・時間だけがすぎる・・・そんな中で気合を入れなおすきっかけをくれたのが新鋭「TAKEちゃん」大根と長ン根の真ん中の磯際で魚をかけた!!!

大きく竿が曲がる!!遠めに見てもメジナであることは確信できる!タモに収まったのは46aのメジナ!この状況下であれば立派なサイズ!

一同、一気に気合が入る・・・・その後、おぱの竿が激しく曲がる・・・ついに均衡を破る魚と本人も含め誰もが思ったが・・・あがってきたのは招かざる紛らわしい魚・・・・60cm級のアディダス・・・不幸の3本ライン(ニザダイ)

 
その後・・・・潮が止まる。

予想通りではあるが・・・やはり潮が止まると、うそのように食いが止まる。これが神津の釣り、いや尾長メジナ釣り。長く我慢の時間が続く、ウミマサはこの潮どまりに剛を癒し・・・ポイントを変更する・・・潮の流れている先端付近へ。奇しくもこのタイミングにあわせるように背中から風が吹き出す。

女神のいたずらかウニマサの運命か・・・・海はこの南西風の影響をすぐに示す、波頭に白ウサギが跳ねだして長ン根の尻尾にサラシが出だす・・・

これを待ってたんですよ!!!あきらかに彼はそう叫んだ。

えっ???なんていった???正直自分の耳を疑った・・・確かに海春はそう叫んだ・・・・まさか?!?沖磯に出てようやく1年。神津島の経験は僅か2回・・・そんな彼の口からそんな言葉が出ることなどまさに想定外・・・・しかしその言葉の通り彼はすぐに魚をかける!今日一番の竿曲がり・・・・さお先は叩いていない・・・・メジナであろう・・・

んっ!!???海春!?その竿は何号!??

ダイコーロイヤルリミテッド2.0号・・・明らかにその竿は神津島などの離島のメジナを取るためのスペシャルモデル、その竿が根本から曲がっている・・・初めてそのさお先にかかっているものが大物であることを確信する。ようやくあがってきたのは45aの立派なメジナ・・・私の先入観をことごとく打ち砕く1尾。

神津を知らないからこそ的を絞った狙い・・・そうだ・・彼は房総の地磯フリーク・・・沖磯に比べると攻め手にかける地磯での魚と出会える大きなファクターは・・・・サラシ・・・・この1年間の彼の成長と元来もっているポテンシャルの高さを思い知る。

このままでは・・・・・・・負ける。

初めて自らがおかれている立場が足場の良い平和な場所でないことを知りこの1年間で始めての嫌な汗をかく・・・。

 


海春の狙いは完璧・・・・彼が連続で魚をかけている場所は彼しか仕掛けの入らない究極のマイポイント。私の立ち位置からでは太刀打ちができない・・・・連続で大物をかける海春を見ながらあせりだけが募る。

経験・・・・・・・・これが海春の敗因・・・・・完璧な戦略、ほぼ、完全な仕掛、狙い通りの展開、そして運。すべてが彼のために動いていた・・・・ガン玉を数珠打ちした仕掛けはサラシに負けず計ったように際へ滑る込む・・・そして竿が曲がる・・・いずれも良型。しかし・・・かけている場所が悪い・・・あのサイズを獲るには非常に困難な場所・・・いわゆるテクニックがいる場所。

海春の竿はかけた数だけ跳ねた・・・・・経験・・・やはり釣り人はバラシた数だけ上達するのだ。

同じポイントでの釣りあいでは分が悪いと判断した私は、跳ねる海春の竿を横目に見ながら海春の潮筋でポイントを遠くに作る、コマセで海春のサラシノ中の魚を外へ出す・・・そしてサラシの引かれ潮でできた潮目で食わせる・・・ようやく念願のキーパー40aオーバーが来た。