今回の大会はいつもにまして波乱の多かった大会、鬼人の強さを誇る無敵のトーナメンター高野さんの2年連続の惨敗。そして圧倒的なサイズをもってして一気にこの大会を制圧しかけたトップ「滝口さん」のまさかのノーキーパー・・・・。気まぐれな神津の潮と運命の女神は、このクラスの面子が揃う大会の中で「万が一」を簡単に引き起こした・・・・。

毎年そうであるように今年のこの大会も、たくさんのことを学べた大会であった。圧倒的なサイズで逃げ切りを図ったトーナメントリーダーでさえ、海では一瞬にして昨日の栄冠を奪う・・・・いつの日も、釣りの大会においては、どんな海でも、どんな潮でも、どんな風でも、普段の自分の釣りを遂行できたものに結果がついてくる。

普段どおりの釣りは、けっしてずば抜けたものでなくてもかまわない・・・しかし、普段の釣りができると言うことは、いたずらな海の女神のいたずらが通用しない確固たる釣り人の砦になるのだ。

結果、この大会は、40a中盤をキッチリ4枚そろえた釣り人が大逆転と言うドラマを引き連れて優勝した。優勝者含め、上位入賞者は決して爆発的なサイズを釣ったわけではない・・・神津島で言うのであればごくごく平均的なサイズをいつもどおりに釣り上げただけなのだ・・・・・しかし・・・これこそが大会や競技と言う舞台の中では行うことが最も難しい・・・技術である。

 
 
この大会で最も貴重な経験をしたのはウニマサ・・・・。

それは昨年、先輩であるYoshiyが経験したあの・・・・もやもや。届いていたと思った自分の釣りは行き先を失い、理解していたと思った自分の理論は説得力を失った。そして同じだと思っていたライバルは自分が獲れなかったものをしっかりと獲っていた。空回りする策略・・・・用もなくあせる心理・・・すべてが経験したことのない、新たな境地。彼は、宿で・・・なんかなんもかんも分からなくなった・・・釣りが少し面白くなくなった・・・きつかった・・。そう述べた。

魚釣りを武道にたとえ・・心技体と言う武道の鉄則に当てはめるならば・・・「技」・・・彼はすでにある程度のそれを持ち合わせている。「体」・・・・尾長釣りをする体力もタックルも熟知している・・・・「心」・・・・・そう、武道にたとえるのならば、なかなか鍛錬するチャンスがない、そこの訓練のきっかけが今回できたのではないだろうか?

また、神津の迷宮へ迷い込む釣り人が一人増えた・・・・それとともに・・・ほぼ間違いなく、近い将来、競い合いたくない仲間ができることになるだろう・・・・。

 

 

競技と言う釣りを積極的に受け入れてこなかった・・・・がつがつするのが嫌だったから・・・競技志向ではないから・・・・釣りは趣味だから・・・・楽しければそれでよかったから・・・・・理由はたくさんある。しかし私の中では理由ははっきりしていた。

技量の差、力の差を感じたくなかったから・・・認めたくなかったから。

安っぽいプライドを捨て去って、その扉を開けたとき、私には思わぬ形で結果が現れた・・・それが、こういう楽しみ方も釣りにはあるのだと教えてくれた・・・そして、心許せる仲間とも競い合う楽しみを覚え、競技と言う世界の方々と渡り合えるのでは?と思い始めたときに、

その可能性を十分に発揮していた 昇り龍は翼を広げることを忘れ失速し・・・そして、あるものは、勝利が見えた瞬間、手のひらの隙間からさらさらとそれがこぼれ落ちることを知った・・・。

きっと来年も学ぶことは多いであろう・・・しかし、それを学ぶと言うことは、決して特別な何かするわけでもなく・・・また、なにかを必死に吸収する姿勢も必要ない・・・・それを得ることができるのは簡単なこと・・・・・そう・・・・「そこにいる・・・・・・」と言うことだけ・・・。

 
       
総合優勝 チームエバーチャレンジャー 村山さん  
準優勝 関東めじな研究会 柳下さん 2年連続
第3位 チームエバーチャレンジャー 中村さん  
       
BIGONE順位      
第7位   おぱ  
第8位   浜ちゃん  
第15位   なおちゃん  
第16位   海春  
    Yoshiy  
    ウニマサ  
       
参加総数   42名