間違いなく人生の節目になるであろう年、2008年。
お正月もお正月らしいこともなんもせず、てんやわんやの年明けを過ごした。いつもどおりの年であれば、すでに伊豆、または伊豆諸島へ1度や2度は足を運んでいるであろう・・・まぁ〜何事もなければ・・・そんなところであるが、今年は、伊豆へのお出かけは今回が初めてとなる。

そんな伊豆半島での初釣りに選んだのは、下田沖根。磯は石取根をチョイスした。神津島への日帰り遠征も考えたが、あいにく前日からの雪をもたらした寒冷前線のおかげで神津は天候不良・・・。

それでも、深い海、青い海、ウキを気持ちよく沈めてはじけ飛ぶ魚からの魚信を求めて伊豆での釣りは決行。急遽場所を伊豆下田沖根に変更したという経緯。

今回の釣行コンセプトは「バッドジンクスの払拭」、思い起こせば、昨年、関東クラブ対抗選手権大会で、数年?数十年ぶりになるメジナ坊主を経験した。昨年、手の内や技術、戦略すらもよく知る仲間と死闘を繰り広げ、苦労の末手に入れたMASTERの称号を背負う唯一のジャケットの初お披露目でやらかした・・・メジナ完全坊主。その前の、GWのクロダイ釣りを含めるとこのジャケットを着た日に限って釣果は最悪、公式記録ではないものの・・・2連敗・・汗。

哀れ釣り人は、こんなにも繊細で、連続坊主などの痛手を受けると自分の腕はタナの上に放り投げ、モノのせいにする性質を持つ傾向がある。もちろん!私もその一人であり、人一倍ジンクスを担ぐか弱気釣り人でもある。
そして、今回の釣り、坊主を覚悟することが極めて低いと思われる場所神津をチョイスするが・・・あえなく断念、げに恐ろしきジャケット・・・MASTER ジャケット。天候までその怨念の思いのままか???

ここまで思い込む・・・笑、そんな坊主ジャケット・・おっと失礼!MASTER Jの呪いですらはじき返す場所を選ぶしかない!そうして決めたのが好調と言ううわさを聞く伊豆下田沖根であった。

 
 


下田沖根とは?

恐竜の背中のような形状が特徴的なトヨ根、横根、沖横根、国定文化財の灯台がある御子元島、そして石取根、浅瀬が続く場所なだけに、潮流は速く、過去には、ここを航海する船舶の座礁事故が多く起きた場所としても有名なスポットである。

この下田沖根の中でも人気のある場所が、石取根、石鯛がたくさん獲れたから石取根と言う名前だと言う説もあるが、実際、石取根は大型のメジナが釣れる場所としても一流の磯である。下田沖根は手石港から沖合い10キロ、渡船で15分の行程の磯、伊豆半島から初島から始まり八丈島まで続く伊豆七島は、複雑な改定の起伏を形成し、それはあたかも、南アルプスの山々が連なるような形状で海底を作り上げているそうだ。

つまり、下田沖根も含め、大島、式根島、神津島、三宅島などは、その山脈の頂上、私たちは伊豆諸島という山脈の頂上で釣りをしていることになるそうだ。その遥か八丈島まで続く大山脈の入り口が下田沖根。

御子元島をはじめとする山脈の入り口は、浅瀬に守られてさまざまな魚族を養い、慈しみ育んでいる一大漁場を形成している。水深何百メートルの深場から、水深数メートルの浅場まで・・・さまざまな形状は、速い潮流を生み、下田沖根は時として激流の流れる荒磯となることもあると聞く。

 
 
季節や曜日によっては大変混雑することで今まで足を向けなかった石取根。一度は乗ってみたい磯であったが、沖横根、横根に数度行ってその混雑と、この磯ならではの独特のマナーにめげた・・。以来、下田沖根には行くこともなくなり久々のチャレンジ、今日は平日、混雑も独特のマナー?ルールも関係ないのんびり場所を選びゆっくり竿を振れる。

私たちが降りたのは、石取根の「表本場」と言う磯。朝のうちはナライの風(北西風)が強く吹くということだったので「ひがし丸」の若船長がここを進めてくれた。前日はかなりの釣果が出ていて40aまでなら数多くのメジナが出たそうだ。

そんな情報をもらっての渡礁、言うまでもなく期待感でテンションはあがりまくる。

今日こそ!この恨めしきジャケットの呪われたジンクスを封印する!!!

私の中の今日の目標が明確に闘志を燃やす、数だ!!数を釣って変なジンクスは吹き飛ばす!そう誓って仕掛けつくり・・・。
今日、この磯に下りたのは、私たち二人と地元の釣り人の3人。このポイントとしては丁度良い人数だが、潮が上下に動くのであれば真ん中に釣り座を構えると真ん中の釣り人は不利になりそうな場所である。

目の前に際立ったストラクチャーはなく、ただただ紺碧の海が広がる釣り座、普段、房総での釣りに慣れていると、根もシモリもないある意味メリハリのない海は魚が釣れる気がしない・・・どこに魚がいるのか??イメージが浮かばない。
この釣り座「真ん中」はまさにそんな感じの場所で、仕掛けつくりを終わってまずは際から攻める。