仕掛けをセオリーどおり際に入れて釣りスタート・・・通常通りの配合餌を混ぜた私のコマセには早くも餌取が姿を現す。ボイルで始めたS氏の仕掛けの周りは至って平和・・・。

浅いタナから始めるが、最初は思いのほか反応が鈍い、餌取も様子を見ているのか口を使わない・・・

餌さ残るねぇ〜〜????

そんな会話をした矢先!

いきなりS氏の竿がひったくられた!突然の衝撃・・・一瞬の出来事。
コンマ何秒後・・・竿は跳ね起きた・・・。

「あっちゃ〜〜!やられたわぁ〜〜〜」

そう苦笑いするS氏・・・平静を保っているが・・・やっぱりウソはつけない男。心は穏やかな様子ではない・・・

????・・・・今のは・・・どうみても・・・普通のアタリではなかった。

ただ漠然と何の根拠もなく、今まで釣りを長年してきた私の勘がそう思わせた。
その後、S氏は同じようなアタリを連続して拾う。
出鼻をくじかれるようなS氏のヒットラッシュ!!

しかし、二度続けて竿が跳ね返る・・・。

「やっぱり尾長がいるね〜〜飲まれたらハリスがもたんわぁ〜!」

そう何かを隠しながら黙ってハリスを交換している彼の挙動不審を私は見逃さない・・・。
やっぱり・・・最初のは明らかに違うサイズの魚だ!!!ニヤリ。

 
 

餌取が集まるのを覚悟してコマセを際に連続して放つ・・・案の定、小魚が群れを成して海面を真っ黒にする。
小さなメジナの姿も確認できる。

繰り返す・・・2回・・・3回・・・・

「!!!!!出たっ!!!」

やっぱりいる!先ほどS氏の竿をひったくった類の奴に間違いない・・・明らかにサイズオーバーな奴。
悠々と餌取の下へ姿を現す・・・ババタレ??(イスズミ)か???

「Sちゃん!足元にでっかいのいるぞ!!これババタレかなぁ??」
「たぶんね・・・ババでしょ・・・」
「そっか・・・・涙」

そんな会話をしながら私は、そそくさと仕掛け・・・否、タックルを全て交換する。

竿:VIP TypeU 道糸:3号 ハリス:3.5号 ハリ:剣華グレ6号 そう・・いわずと知れた離島仕立てのタックル。

ババタレではない!なんとなくそう直感した。

「これさぁ〜〜〜潮が動いたら食うんじゃない???」
「食うかもね」

 
 
ゆらゆらとコマセに出る大きな魚影・・・神津島の長ん根などで時折体験する状況・・・確かにこの出方では食わない。
上層の餌取を割って出てくるか、積極的に沈む餌さを追うかしなければおそらく口は使わないだろう。

それでも何度かチャレンジするが・・・やはり口は使わない・・何度もこんなじれったい経験をした事を思い出す。

そのうち、見えていた姿が見えなくなった・・・諦めて、少し沖目と、際の深場を狙う・・・思いのほか魚は食ってくる。
ハリス3.5号・・・・万が一、奴が食っても勝負になると思われる保険付の私の姑息な仕掛け。

30cm〜40cmに僅かに足りないサイズのメジナがポツリポツリと定期的に食ってくる、狙い方のパターンを変えれば
変えたなりに結果が付いてくる・・・楽しい釣りが続く・・・。

ほどほど釣ったところで潮が止まる・・・・。

食事をしたら満腹と満足で急に睡魔が襲う・・・時間はたっぷりある・・・。
今日は平日のプライベート釣行・・・・

際に潜むあいつが私の罠にかかるまで贅沢な時間を満喫してやる・・・少し睡眠・・・。