ちょっぴり・・・頭が痛い・・・夕べ調子に乗って飲みすぎたことを少しだけ後悔しながら神津の夜が明けた。

石田船長の宣言どおり海央丸は一路恩馳群島に向けて走る・・・昨日、恩馳に乗った人間をはずし、磯へ降りる順番が決められる・・・海央が長ん根にフォースヘッドを回す・・はい、ここで7名降りて!!

(|| ゚Д゚)ガーン!! 7名・・・と言うことは一番最後は私・・・(汗

明日の磯割り次第でなんとか上位の二人に食い下がろうと思う私の思惑は・・・ここで断たれた・・・。
番号の若い人からポイントへ入っていく・・・暫定3位の高○さんは、一番で迷わず尻尾へ・・・

う〜〜〜ん・・・通ってますなぁ〜〜玄人好みのポイントチョイスですなぁ〜〜(-_-)y-~~~

すでにタバコなどに火をつけ・・・もうなすがままにみなさんのポイント決めを見ながらまどろむ・・涙

「おぱさん〜♪どうぞ!最後ですので好きなところに入ってください〜〜!」

その声を聞いてようやく潮などを見てみる・・・う〜〜〜ん〜〜!!
いい潮が入ってますね〜〜〜♪いいなぁ〜〜この潮の中なら食いそうだなぁ〜〜先端部分は・・・


( ゚Д゚)!!!????

あれれ!??先端あいてますよ〜〜〜!!みなさ〜〜ん!先端があいてますがぁ〜〜!??
だ〜〜れも入んないんですかぁ〜〜!???

そんじゃ〜〜入っちゃいますよ〜〜〜!!ホントにいいんですかぁ〜〜??

 
 

前日の浜ちゃん情報で敬遠したのか・・・先端には誰も入っていない・・・なんとなくタナから牡丹餅チックな申し訳ないような気分になりながら懇々と流れるいい潮がかすめる長ん根の先端部分へ釣り座を構えた。

よっし!!条件はそろった!ここで精一杯やる!!!Yes ! I can !!

潮の加減を見る限り今日はタイプVで行こう・・・となりに入ったPUUに、へっ!??なんでタイプV??と疑問がられたが今日の潮とイスズミが多いと言う状況では遠くの魚をかけることになりそうな気がした。

最近では神津でも滅多に使わない剛竿、ダイワVIP-ISO Type V・・これなら本流でかけても魚を寄せるのに苦労しない。ハリスは5号からスタート・・・。この潮がある間が勝負だ!かけた魚は1尾たりとも逃さない!

足元にコマセを入れ、磯際をなめるように仕掛けを入れ込む・・潮は速い・・最初の入れ込みを丁寧にしないと仕掛けが浮き本流の上潮ばかり釣る形になる・・・狙いは本流の中層以下の深いところだ!

 
 

仕掛けを流すと思いのほか速い・・・長ん根と大根の中間にあるチョンボリに当たった潮がよれて、そのあたりだけ少し潮が緩む・・・また本流へ・・・急激に潮はスピードを取り戻し道糸が引き出されるようになる。

2〜3度流すが餌取り(イスズミ)の反応はない・・・型は小さいがメジナも食ってくる!

「イケルかも!!!」初めてそう思った。

途中で潮が緩み・・また速くなる・・そこでなんとなく仕掛けが上ずっているように思いガン玉を追加して仕掛けを打ち直す食うならあの潮が替わるところだ・・・さらにあの潮の下だ!潮が変わった瞬間に上ずらせるな!
距離は100メートル先丁寧に仕掛けを送り込め!

同じテンポで仕掛けを送り込んでいく・・・潮が速いのでアタリがあっても取りづらい・・・送り込むテンポを崩さないようにきっちりカウントを取って送り込んでいく・・・道糸の出るテンポが変わった!!!

これがアタリだっ!!!間違いない!!!

直感を信じて反射的にあわせる!!!遥か遠くから竿先へ電撃の魚信!
およそ100先の魚は本流の中でその抵抗を全身に浴びてびくともしない・・・根元から曲がる竿をためて
魚が向きを変えるまでひたすらタメる・・・沖で暴れろ!!そしてゆっくりよって来い!!

そうつぶやきながら満月に曲がる竿を見つめ恍惚の気分を味わう・・・。

じわりじわり距離をつめようやく足元によってきた・・・コバルトブルーのその魚体を見せろ!!!

最後の抵抗を〆ながら・・・水面を割ったのは47.5cmの綺麗な尾長めじな。

まだだっ!!!この1枚じゃ追いつけない!

こんな思いだけでひたすら仕掛けを流していく・・・。

 
 
そこそこの型のめじなをその流れの中でかけた・・・でも満足できるサイズではない・・・すこしずつ上がったり下がったりしながらサイズを上げていく・・・

まだだっ!これじゃ追いすがれない!!やつらは絶対に釣ってくる!

恩馳群島 長ん根 先端 10:30分・・・・潮が止まる。

万事休す・・・絵に描いたように魚は口を使わなくなり沈黙の海が目の前に広がる・・・時折、そこそこのサイズが食うが型の良いめじなが食う気配はない・・・ふっと大根側の足元を見るとまぶしく乱反射する水面(みなも)に、偏光グラスすらかけることも忘れていたことに気がつく。

竿を置き、一服する・・・いまさらながら偏光グラスをかけて水中を覗き見る・・・まるで水族館のような潮。
海底の小石までしっかり見える潮澄み。

午後からの潮で動く可能性はあるがここでPUUにポイントを譲る。

もう・・・良い・・。

できることはやったし・・・これで追いつけなければ完敗だね・・・。
浜ちゃんもマースケもきっとしっかり釣ってくるだろうし、3位の高○さんも何度が竿を曲げていた、それに同じようなポジションからは磯のつわもの達が絶対に見事な魚を揚げてくるでしょう・・・

でも・・・ 俺には、これが今日の精一杯だな・・・。

なぜかホントにそう思い思わずPUUにそう話した・・・。

がんばれ!マースケ!がんばってよ!浜ちゃん!!嘘っぽく聞こえるかも知れないけど心の中でそう思ってPUUとYoshiyの釣りを眺めていた。

検量が楽しみだな・・・・。