透湿防水ウェアーのメンテナンス・・・今まではクリーニングに出していました。
でも、クリーニングに出すと結構な料金を請求されますよね。毎回、毎回と言うのは
結構な負担になります。

特にゴアテックスなどを筆頭とする最近のハイテク防水ウェアーは
特別な撥水処理があるのかどうかはわからないが、クリーニングに出しても
撥水効果はなかなか長く保てないのが事実。

以前、クリーニング店から取ってきたばかりのウェアーを着て釣りに行ったら
ちょうど雨が降ってきて、よしよし。撥水はばっちりと思っていたのにあっというまに
その効果は効力を失い、1時間もしないうちに下着までびしょぬれになった
記憶があります。

これらの防水ウェアー・・・確かに購入したときの撥水効果はすごくて
これなら多少の雨なら大丈夫と安心させられた記憶があります。
でも、使い込んでいくと・・・年月とともに新しかったときの効果は微塵もなくなり
防水もその効果が感じられなくなるのも事実です。

そういうものだとあきらめていたときに・・・この商品を知りました。

NIKIWAXと言うスキーウェアーなどの防水ウェアーのメンテナンス用品です。

製造元は、イギリスのNIKIWAX社 http://www.nikwax.co.uk/
国内では、偏光グラスで有名な山本工学株式会社さんなどが販売代理店を
行っています。 http://www.yamamoto-kogaku.co.jp/nikwax/index.html

ネットなどでも購入は可能だと思います。

 
 
■透湿防水ウェアーのメンテナンス開始。

私も、愛用しているレインウェアーに透湿防水ウェアーなどで良く知られるGORETEX(R)などがあります。とあるサイトで拝見したのですが、GORE-TEXなどの高価なレインウェアーは、使い方によっては10年くらい持つそうです。しかし、その性能はやはりメンテナンスをしっかり行わないと損なわれると言うのが事実のようです。

もちろん、私も例外なく、今までは本格的なメンテナンスなど行ったことがありませんでした。高価な割には性能は落ちてゆくものと半ばあきらめていました。

今回は、しかし、今回紹介するNIKIWAXを使うことによって撥水性能が復活すると言うので試してみることにしました。検証で使用したウェアーは、ダイワ精工のゴアテックスVPフルタイムバリアスーツ(3年着用)と東レフィッシングのH2OFF ウィンドブロックスーツでテストしてみました。
 

今回使用したのはNIKIWAX社の防水素材用洗剤TECH WASH(緑)と強力撥水剤WASH-IN(青)。ともに撥水性能はネットで話題になっているので試してみた。

NIKIWAX TECH WASH(緑の容器)は、

洗剤かすをウエアに残さない非合成洗剤系洗剤で、ウエアの汚れや今迄使っていた合成洗剤の洗剤かすをこれで一度きれいに洗い流す効果があると言う。洗うだけで、耐久撥水加工(DWR)がその性能を取り戻し、撥水性がよみがえるそうです。

NIKIWAX WASH-IN(青い容器)は、

新品の時は玉のように水滴を弾いたウエアも汚れたり、洗濯を繰り返すうちに撥水性が徐々に低下してきます。撥水性が低下したウエアーは透湿性のあるウエアーの通気を妨げ、ウエアの内側に水分が結露する事によって、結局その下に着ているインナーを濡らしてしまいます。アウトドアで使用するウエアをいつでも快適に着用するために、撥水性が落ちてきたらNIKWAX TXダイレクトウォッシュインで撥水性を取り戻しましょう。全自動洗濯機や手洗いでのご使用ができます。

というような説明があった。

早速、容器の説明のとおりメンテナンス開始。

■NIKIWAXによるメンテナンス方法

  1. 洗濯機の中にウェアーを入れる1〜2着なら20リットルの水に150mlのTECH-WASHを入れて洗濯機のモードの標準で洗う。
  2. 洗濯が終わったらすすぎを一回行い、軽く脱水。
  3. ウェアーがぬれている状態でTX.DIRECT WASH^INを1〜2着なら水35リットルに300mlを入れて洗濯機のモード標準で再度洗う。
  4. すすぎを一回行い、脱水する。
  5. 自然乾燥させて完了

 

 

上記のようにメンテナンス方法は簡単、日ごろお洗濯をしたことのない私でさえ簡単にできた。NIKIWAXは、緑の容器、TECH-WASHで300mlで1000円程度、TX.DIRECT WASH-INで300mlで1500円程度と決して安いと言えるものではないが実際にその効果次第では費用対効果は変化すると思われる。

実際のところ、TESHWASHについては、市販の液体洗剤でも代用可能と書いてあるサイトもありました。私の自宅は固形(細粒)の洗剤を使っていたので洗濯かすを取り除く効果に期待してTECHWASHをあえて使ってみました。

■効果の検証

まずは、今回、あえて試してみた東レフィッシングのウィンドブロックスーツ。

表面素材にマイクロファイバーを使用した高密度織物に撥水技術を加え、ソフトでしなやかな風合いのノンコーティング防撥水・透湿素材を採用。

更に、裏地には、光エネルギーを熱エネルギーに変換し、蓄熱するという画期的なシステム素材・サーモトロンを採用したウインドブロックスーツです。

H2OFFというハイテク素材を使用した大変着心地の良いウェアーです。春先〜秋口のウェアーとして愛着しています。ノンコートが売りのウェアーだけにその効果が気になります。結果は左の写真のとおり。大きな写真は画像をクリック。

もともと高い防撥水性能をもつウェアーですがこのWAXを使ってメンテナンスした結果、水滴は見事に撥水効果によって綺麗な丸いかたまりになっています。ウェアーを少し動かしただけでその水滴は氷の上を滑るように落ちました。

 
 

■GORE-TEXで検証

もう一着の検証は、ダイワ精工のプロバイザーゴアテックスVPフルタイムバリアスーツ
PR-1007VP
にて検証してみました。

すでに3年以上着用したGORETEXの防水ウェアーです。過酷な使用条件で使い込んできたため、またメンテナンスの意識が不足していたためその撥水性能は著しく低下していました。

結果は左の写真のとおりです。

まさに新品当時の撥水効果と思い込んでしまうくらい見事に水をはじいています。上記の東レのウィンドウブロックスーツ同様、ちょっと動かしただけで水滴は面白いように移動しウェアーにしみこむような様子はありませんでした。

自宅で容易にメンテナンスが可能で、実際にここまでの水滴テストでは、申し分ない撥水効果を示しています。メンテナンスを実施後、実際に磯釣りで着用してみましたがいやなにおいもなく、波しぶきなども綺麗に撥水していたこともあわせて報告します。

■GORE-TEXを含む防水ウェアーはアイロンで復活する?

磯釣り仲間の中で聞いた情報ですが、GORE-TEXはアイロンがけで劇的にその撥水効果を復元できるそうです。今回はNIKIWAXによるメンテナンス後にアイロンをかけています。アイロンがけをすることによってさらに撥水効果は劇的に回復し効果も持続すると言う情報を得たからです。

事前にNIKIWAXだけでも検証しましたが、見た目の効果はさほど変わりません、しかし一度使用した後であっても同じ効果を持続しているような気がします。

アイロンがけをする根拠は定かではないですが仲間を含め多くの方がアイロンがけの効果を実感しているようです。


なお、アイロンがけをする際には、あて布をし低温(120度くらい)で行うようにしてください、高温で行うとシームテープがはがれることもあるそうです。私はスチーム機能は使わずに当て布をしそのまま軽く押し当てるようにアイロンがけを行いました。


雨の日の心強いアイテム、レインウェアー、その性能を持続できれば本当に強い味方ですが、性能の落ちたレインウェアーはかえって苦痛をうむものになりますよね。しみこんだ雨で体が冷え切って釣りどころではなくなった苦い記憶も結構あります。

ご家庭で簡単にできるレインウェアーのメンテナンス、クリーニングに出すよりは若干安いので興味があればぜひ、お試しください。